歩く動作をVR内に反映、安価なモーションコントローラー「WalkOVR」が「Kickstarter」に登場

 2019年5月13日、クラウドファンディングサービスの「Kickstarter」にVR用モーションコントローラー「WalkOVR」が登場した。プロジェクトの投稿から約4時間で目標金額に到達したという。

・WalkOVR: World's Most Compatible Locomotion System for VR
https://www.kickstarter.com/projects/walkovr/walkovr-worlds-most-compatible-locomotion-system-f/

 プロジェクトを投稿したのは製品名と同じWalkOVRという名前のトルコの企業。製品は5個のモーションセンサーで体の動きをトラッキングし、VR内の入力に変換するというものだ。センサーユニットは両足首、両ふともも、腰に取り付ける。各センサーはケーブルでつながれているが、PC等の機器とはBluetoothで接続する。

 下の画像は開発中のイメージ写真と製品の内容一覧。センサーユニットのデザインは大きく変わったようだ。

 基本的な使い方は、足踏みをするとVR内で前に進むというもの。体の動きとVR内の動きが連動するため、没入感が高まるとともにVR酔いも抑えられるとしている。対応する入力内容はコンテンツによって変わる可能性があるが、前に進む以外にも後ろに下がる、旋回する、かがむといった動作が可能だという。

 専用ソフトは「SteamVR」と連動して動作する。そのためSteamVRに対応したVRゴーグルで利用するのが基本となる。「Oculus Rift」でも、SteamVRを経由してゲームを動作させれば利用可能だ。SteamVRが使えない機器でも使えるよう「キーボードモード」と「コントローラーモード」を備えており、「GearVR」のようなPCを使わないVRゴーグルとは通常のBluetoothコントローラーとして接続できる。

 コントローラーとしての機能が基本だが、モーションセンサーを利用しているためモーションキャプチャーの用途でも使えるとしている点はユニーク。HTCのトラッキング用アクセサリー「Tracker」を5個使うのに近いトラッキングができるとしている。

 プロジェクトの支援プランは複数あり、199米ドルでWalkOVRを1セットもらえるものが基本。数量限定で割り引きになるプランや、まとめ買いのプランもある。プロジェクト後は一般販売も予定しており、その際の価格は249米ドルだ。目標金額は2万5000米ドルで、プロジェクトの期間は6月12日までだが、冒頭で紹介したように既に目標金額は達成している。日本への発送にも送料24米ドルで対応しているが、無線機能を使用しており、日本の技適に関する言及はない点は注意が必要だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL