IDEALENSとPicoから4K解像度の一体型VRゴーグルが登場

 2019年の春は一体型VRゴーグルの新製品が多い。Facebook Technologiesの「Oculus Quest」や6DoF対応のコントローラーを付属したHTCの「VIVE Focus Plus」が多くの人の関心を引いているが、その他にも一体型VRゴーグルが登場する予定だ。IDEALENSとPicoの新モデルを紹介する。

・VR/ARの新商品をコンテンツ東京で初披露 解像度4Kの一体型VRゴーグル「IDEALENS K4」も発表
https://www.cri.co.jp/news/press_release/2019/20190402002686.html

 IDEALENSは「IDEALENS K2+」の後継機として「IDEALENS K4」を発表した。ただ、外観は似ているが別物と言って良いほど仕様は変わっている。ディスプレイ解像度は2560×1440ドットから3840×2160ドット(4K)になり、SoCはSamsung Electronicsの「Exynos7420」からQualcommの「Snapdragon 835」に変更された。メインメモリーも3GBから4GBに増加、内蔵ストレージも32GBから64GBへ倍増している。

 VRゴーグル、付属コントローラー共に3DoF対応で、位置トラッキングは利用できない。ただし、NOLOの6DoF化キット「CV1」に対応しており、別途購入すると6DoFで利用できるという。

 HTCのオンラインストア「Viveport」に対応し、VIVE Focus向けのコンテンツが利用できるようだ。発売時期は5月下旬で、価格は未発表。

・Pico Technologyが3月27日、中国で4K解像度のディスプレイ搭載のスタンドアローン型VRヘッドセット「Pico G2 4K」を発表!
https://www.value-press.com/pressrelease/218504

 Picoの「Pico G2 4K」はIDEALENS K4同様に3840×2160ドットの高解像度なディスプレイを搭載した一体型VRゴーグルだ。SoCも同じSnapdragon 835を採用し、3DoF対応、Viveportに対応するなど共通点は多い。ただしストレージは32GBとなっている。ヘッドバンドにも違いがあり、IDEALENS K4はハードタイプなのに対し、Pico G2 4Kはソフトタイプだ。6DoF化キットへの対応はうたわれていない。

 Pico G2 4Kは現在予約受け付け中で、4月下旬の出荷開始予定。予約は上記リリースにあるメールアドレスへの問い合わせで行う。価格は未発表だ。

 少し前の一体型VRゴーグルは独自ストアを採用していることが多く、コンテンツ量が懸念材料となることが多かった。6DoFと3DoFの違いにより利用できないコンテンツが出てくる可能性はあるものの、Viveportに対応することでコンテンツ量の心配はかなり軽減されたと言えるだろう。今年は一体型VRゴーグルが大きく普及するかもしれない。

Reported by 宮川泰明(SPOOL