Samsungが湾曲OLEDと4枚のレンズを使った広視野角ヘッドマウントディスプレイの特許を申請中

 2019年1月24日、Samsung Electronicsが申請中の広視野角ヘッドマウントディスプレイに関する特許が公開された。海外ニュースサイトの「UploadVR」が報じた。

・Samsung Files Patent For 180 Degree VR Headset With Curved OLED Displays
https://uploadvr.com/samsung-wide-fov-patent/

 特許の内容は、湾曲OLED(有機EL)ディスプレイと2種類のレンズを2枚ずつ使ったヘッドマウントディスプレイのシステム。この構成により、160~200度の視野角が得られるとしている。レンズは内側に非球面レンズ、外側にフレネルレンズを組み合わせて使う。両者の角度は20~50度の範囲で定義されており、その角度によって視野角が変化する。

 ディスプレイ自体が曲面であることと、2種類のレンズを使うことによる映像の歪みを補正する必要がある。そのため、元の映像を分割し、内側のレンズ用と外側のレンズ用にそれぞれ補正するという処理のプロセスも定義している。

 人間の視野角は両目で200度と言われている。一方で現行のVRゴーグルの視野角は100~120度が多い。この特許の技術を使えば、人の目にとってより自然な視野角が得られるようになる。同社が製品化するかは不明だが、有効なアプローチと言えるだろう。

 なお、視野角が200度のVRゴーグルはPimax Technologyが「Pimax」シリーズとして既に販売している。

Reported by 宮川泰明(SPOOL