Leap MotionがARゴーグル「Project North Star」をアップデート、装着感を改善

 2019年1月23日、Leap MotionはオープンソースのARゴーグル「Project North Star」をアップデートし、「Release 3」として発表した。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Leap Motion Reveals Updated Project North Star AR Prototype Design
https://www.roadtovr.com/leap-motion-reveals-updated-project-north-star-ar-prototype-design/

 Leap Motionはハンドトラッキング技術を開発している企業で、同名のハンドトラッキング用センサーを販売している。Project North Starは同社が開発しているARゴーグルのプラットフォームだ。

 同社はこのARゴーグルをオープンソースとし、設計図を公開している。そのため、部材を入手できれば誰でもARゴーグルを組み立てられる。今回はその設計図をアップデートした形だ。

 大きな変更点は、ゴーグルの装着方法が変わったことだ。従来は頭部を前後で挟む、VRゴーグルでもよく採用されている方式だった。今回のアップデートでは、挟むのではなく乗せるような装着方法になった。ヘッドバンド部とゴーグル部が自然に重量バランスを取るように設計されているという。ゴーグル部が顔の前に浮くようになるため、眼鏡をかけた状態でも利用できるとしている。

 また、ゴーグル部とヘッドバンド部の接合部が支柱を固定具に通すだけの機構だったため、下を向くとゴーグル部がスライドして顔から離れてしまうという問題があった。そこで接合部にブレーキ機構を設けた。リリース用のボタンを押すとスムーズに動かせるが、押していないと強めの抵抗を生む。緊急時には外せるよう、強く引けばボタンを押さなくてもスライドさせられる程度の強度に抑えた。

 また、焦点距離にもオプションができた。従来は焦点距離が25cmで固定されていた。新モデルでも動的には変更できないが、75cmに変更するアダプターが設計図に盛り込まれた。遠距離に表示するコンテンツでは75cmのアダプターを使うと快適になる。

 Project North Starは、製品というよりも開発者向けの試験環境のようなものだ。フィードバックを受けてアップデートを繰り返すことで、将来のARゴーグルの姿が見えてくるかもしれない。

Reported by 宮川泰明(SPOOL