Intelが「RealSense」カメラの新モデル「T265」を発表、デュアルカメラで6DoFに対応

 2019年1月23日、Intelは深度計測・トラッキング用カメラ「RealSense」シリーズの新モデル「RealSense Tracking Camera T265(以下、T265)」を発表した。デュアルカメラにより、6DoF(Degree of Freedom)の位置トラッキングに対応する。

・Intel Announces New Class of RealSense Stand-Alone Inside-Out Tracking Camera
https://newsroom.intel.com/news/intel-realsense-stand-alone-inside-out-tracking-camera/

 T265は、Intelが開発、販売しているRealSenseシリーズのカメラ。同シリーズは画像、映像だけでなく、奥行き情報も取得できるのが特徴だ。人を検知して動きをトラッキングしたり、部屋の形状や家具の配置を3Dデータとして取得したりできる。

 前面にカメラを2個搭載し、視野角は170度と広い範囲をトラッキング可能。加速度センサーとジャイロセンサーも搭載しており、6DoFの位置トラッキングを利用できる。外部端子はUSB 3.1 Gen 1 Micro-Bが1個で、後は背面に固定用の穴があるだけと外観はシンプルな構成だ。

 T265の位置トラッキング技術を同社は「V-SLAM(Visual inertial odometry Simultaneous Localization And Mapping)」と呼んでいる。搭載した映像処理チップ「Movidius Myriad 2」がトラッキング情報を処理するため、接続したPC等の処理能力に影響を与えずトラッキング機能を追加できる。

 T265は従来モデル「RealSense D400」シリーズの後継ではない。T265は製品名に「Tracking Camera」とあるように、トラッキング機能がメインの製品だからだ。同社は、D400シリーズはT265よりも精密な奥行き情報を取得できるとしており、両者を併用することでより正確な立体情報を得られるとしている。

 T265は2月28日に米国で出荷開始予定。価格は199米ドルで、予約の受け付けは既に始まっている。

Reported by 宮川泰明(SPOOL