「GeForce RTX 2060」搭載ボードの多くは「VirtualLink」非対応、Type-C端子がないため

 2019年1月15日、NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 2060」を搭載したグラフィックボードの販売が開始された。久々に登場したミドルクラスのGPUなので、期待していた人も多いのではないだろうか。

 価格は4万円台半ばから5万円台半ばと、ミドルクラスとしては高めの設定になっている。ただし3D描画性能は高く、価格帯が近い「GeForce GTX 1070」を超えるパフォーマンスが得られる。レイトレーシングなど新機能も含めて考えれば、実力と価格のバランスでは突拍子のないものではないと言えるだろう。

 GeForce RTX 2060はVRコンテンツを快適に動作させる実力を備えている。ただし、VRでの利用を目当てに購入するのであれば、1つ注意点がある。USB Type-C端子を備えていない製品が多いことだ。2019年1月16日時点でASUSTeK Computer、GIGABYTE TECHNOLOGY、MSI、ZOTAC International、Palit Microsystems、玄人志向のWebサイトに登録されている合計19製品を確認したところ、USB Type-C端子を搭載しているのはGIGABYTE TECHNOLOGYの「AORUS GeForce RTX 2060 XTREME 6G」だけだった。

 USB Type-C端子は、「VirtualLink」というVRゴーグルを接続する規格で利用する。まだVirtualLinkを採用したVRゴーグルは販売されていないが、規格を策定する「VirtualLink Consortium」にはValveやHTC、Oculus(Facebook Technologies)、MicrosoftなどVRに深く関わる企業が参加しており、対応製品が出てくるのはほぼ確実だ。ケーブル1本でVRゴーグルを接続できるという利便性もあり、今後VR対応のPCには重要な要素になると思われる。

 もちろん、現在VirtualLink対応のVRゴーグルはないため優先度は低いという考え方もできる。ただ、GeForce RTX 20シリーズだからといってUSB Type-C端子を搭載しているとは限らないということは覚えておいた方がよいだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL