AMDがハイエンドGPU「Radeon VII」を発表、前世代から3割前後の性能向上

 2018年1月9日、AMDは米ネバダ州ラスベガスで開催されている「CES 2019」で基調講演を行い、新しいハイエンドグラフィックチップ「Radeon VII(セブン)」を発表した。

・AMDの製品ページ
https://www.amd.com/ja/products/graphics/radeon-vii

 Radeon VIIは「Radeon RX Vega」の後継で、講演でCEOのリサ・スー氏は「第2世代のVega」と表現している。7nmのプロセスルールで生産されており、これがチップ名の由来と思われる。

 シェーダー(ストリーミング・プロセッサー)は3840個、シェーダーがひとまとまりとなって動作するCU(コンピューティングユニット)は60個。動作クロックは最大1.8GHzだ。メモリーはHBM(High Bandwidth Memory)が16GBとなっている。HBMの世代は明かされなかったが、最大帯域幅が1TB/秒とHBM2を採用していたRadeon RX Vegaシリーズの2倍以上になっているため、こちらも新しくなっていると思われる。

 講演ではスライドで前世代や競合製品と比較をした。前世代との比較ではおおむね25~35%の性能アップとなっており、OpenCLやVulcanなど特定の環境では性能の伸びが大きくなっている。性能面で競合するのはNVIDIAの「GeForce RTX 2080」。DirectX 11やDirectX 12の環境では同等、Vulcanの環境ではRadeon VIIが上回るという関係のようだ。

 価格は699米ドルで、発売日は2月7日。発売地域には触れていないため、日本でも同日に発売となるかは不明だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL