組織改編で会社としてのOculusが消滅、Facebook Technologiesの部署に

 2018年9月の時点で、独立した会社としてのOculusはなくなり、Facebookの子会社であるFacebook Technologiesの部署に移管されていた。海外ニュースサイトの「UploadVR」が報じた。

・Oculus Is Now A Division Of Facebook Technologies
https://uploadvr.com/oculus-division-facebook-technologies/

 Oculusがスタートアップ企業として始まり、「Oculus Rift」の開発中にFacebookに買収されたことはよく知られている。その後もOculusはFacebookの子会社として、独立した会社として活動していた。今回、Facebookのハードウェア開発などを担当するFacebook Technologiesのいち部署へと変更されたことで、会社としてのOculusはなくなったことになる。

 FacebookはUploadVRの取材に「Oculusの事業内容やブランドについて変更はない」「複数のハードウェアとソフトウェアにおいて、法的な主体を一元化できる点がメリット」と語っている。

 一方で、上記記事によるとFacebookは買収した企業に高い独立性を与えることで知られているという。OculusについてもこれまではFacebook本体に取り込むことはしていなかった。今回あえて異なる方針を取ったのは、AR/VRが今後Facebookにとって重要な要素になるため、より強くコントロールしたいと思ったからではないか、と推測している。

 今回の改編はFacebookが今後AR/VR分野をより拡大していくという意思の現れかもしれない。ただ、Facebookの意向が大きく反映されることになるため、これまでのOculusとは異なった方向性での発展になる可能性がある。次の一手がどうなるのか、気になるところだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL