2019年に「Rift」の後継機が登場か、新機能は限定的な可能性

 Oculusは2019年にPC用VRゴーグル「Rift」の後継機を発売する可能性がある。2018年10月31日、海外ニュースサイトの「TechCrunch」が報じた。

・After canceling ‘Rift 2’ overhaul, Oculus plans a modest update to flagship VR headset
https://techcrunch.com/2018/10/31/after-canceling-rift-2-overhaul-oculus-plans-a-modest-update-to-flagship-vr-headset/

 上記記事によると、もともとRiftの後継機として予定されていたVRゴーグル(開発コード名「Casper」)はキャンセルされ、変更点を抑えたモデルが2019年に発売されるという。製品名は「Rift S」になる可能性がある。

 新型VRゴーグルは新しい体験を届けるというよりも、VRを体験するためのハードルを下げる目的があるとしている。そのため現行のRiftからの変更は最小限にとどめられ、ディスプレイの解像度を少し引き上げ、inside-out方式の位置トラッキングを採用する程度になるという。ハンドトラッキングやアイトラッキング、焦点距離の調整のための可動式ディスプレイといった機能は見送られるようだ。

 変更点がディスプレイの解像度とinside-out方式の位置トラッキングだけであれば、Windows Mixed Reality対応VRゴーグルとあまり変わらないような印象を受ける。inside-out方式はVRゴーグルに内蔵したカメラやセンサーを使うため、背面がトラッキングできない、周囲の明るさにトラッキング精度が影響されるなど、outside-in方式の完全な上位というわけではない。その点も評価が分かれると思われる。

 まだ正式に発表されたわけではないため、現時点ではまだきちんとした評価はできないが、次世代VRゴーグルの指標となるような製品はまだしばらく登場しないということになりそうだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL