PimaxがVRゴーグル「Pimax 8K」の一般予約受け付けを開始、8K解像度のハイエンドモデル

 PimaxがWebサイトでVRゴーグル「Pimax 8K」等の予約受け付けを開始した。同社はクラウドファンディングサービスの「Kickstarter」で資金集めに成功し、高解像度と広い視野角が売りのVRゴーグルを開発していた。

PimaxのWebサイト
https://www.pimaxvr.com/

 予約を開始したのはPimax 8K、「Pimax 5KPLUS」、「Pimax 5K BE」の3製品。価格はそれぞれ899米ドル(約10万円)、699米ドル(約7万8000円)、999米ドル(約11万2000円)だ。いずれもVRゴーグル単体の価格で、ベースステーションやコントローラーは付属しない。Valveの「SteamVR Tracking」に対応するため、HTCの「VIVE」を持っているなら、同じベースステーションとコントローラーが利用できる。

 Pimax 8Kは3840×2160ドットの液晶ディスプレイを2枚使った、非常に高解像度なVRゴーグル。視野角も200度と広く、ハイエンドのVRゴーグルとして期待されていた。Pimax 5K PLUSはもともと「Pimax 5K」として発表されていたモデル。2018年9月に追加発表され、Pimax 5Kの注文はPimax 5K PLUSに置き換えられた。こちらはディスプレイの解像度が1枚あたり2560×1440と若干抑えられている。Pimax 5K BEはディスプレイが液晶から有機ELに変更されたモデルだ。その他の仕様は以下の画像の通り(クリックで拡大します)。

 当初の予定から遅れたものの、Kickstarterの支援者への製品出荷は9月末から始まっていた。同社はKickstarterの支援者に製品が行き渡るまでは一般販売はしないとしていたため、今回予約受け付けを開始したということは、その目処が立ったものと思われる。

 ただ、価格は大きく変わっている。Kickstarterの支援プランでは、Pimax 8Kの価格は499米ドル(約5万6000円)だった。一般販売では400米ドルも値上がりしている。ただ、Kickstarterのプロジェクトは製品の完成前に支援を募ることもあり、一般販売用の価格よりも安い設定で製品提供を約束することが多い。製品が完成しないリスクもあることを考慮すると、完成後に高い価格で購入するのとどちらが良いかは微妙なところだ。

 Pimax 8KシリーズのVRゴーグルはアクセサリーでハンドトラッキングやアイトラッキング機能を追加できることも売りだが、そちらはまだ予約できないようだ。別売となるベースステーションとコントローラーは、セットで300米ドル(約3万3000円)のデポジットで予約可能になっている。デポジットは保証金のことで、製品の価格ではない。製品価格を表示せずにデポジットを設定し、予約を受け付けるのは珍しい。

 Kickstarter時からの値上げ幅の大きさは気になるものの、長らく注目を集めてきたVRゴーグルの一般販売が近付いていることは間違いない。近く、正式な発売日も発表されるだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL