「VIVE Pro」がハンドトラッキング対応へ、追加ハード不要

 2018年10月19日から21日にかけて、中国、南昌市でVR業界のカンファレンス「2018 World Conference on VR Industry」が開催された。同カンファレンスで、HTCは同社の「VIVE Pro」にハンドトラッキング機能を追加すると発表した。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・HTC Plans to Bring Hand & Finger Tracking to Vive Pro
https://www.roadtovr.com/htc-plans-bring-hand-finger-tracking-vive-pro/

 VIVE Proは前面に2個のカメラを備えており、コンテンツの開発者はこれらを利用して何らかの機能を盛り込むことができる。ただ、HTCが明確に使い方を示していなかったこともあり、有効に活用されているとは言い難い状況だった。ハンドトラッキングは発売当初から用途の一つとして言及されていたもので、今後コンテンツでの利用が広がる可能性がある。「Viveport」に登録した開発者は、近くハンドトラッキング用の開発ツールが利用可能になるという。

 前面カメラによるハンドトラッキングは指1本1本の動きまで検知できるという。VR内の物を掴む、ボタンを押すといった入力が、より直観的にできるようになる。コントローラーによるボタン操作の方が向くシチュエーションもあるため、ハンドトラッキングがコントローラーを完全に置き換えることはできないだろうが、VRゴーグルの基本機能として使えるようになるインパクトは大きい。

 ユーザーの受けられる恩恵はコンテンツ次第ではあるものの、VIVE Proの魅力が一つ増えることになるのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL