「Quest」はPCからの映像入力には非対応、OculusのJohn Carmack氏が回答

 2018年9月26日に発表された一体型VRゴーグルの「Quest」。仕様については未発表の部分が多く残っているが、OculusのCTO(最高技術責任者)であるJohn Carmack氏がTwitter上で質問に応える形でその1つに答えた。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Oculus CTO: Quest Has No Dedicated Hardware to Play PC Games over USB-C
https://www.roadtovr.com/oculus-cto-quest-no-dedicated-hardware-play-pc-games-usb-c/

 質問内容は「QuestのUSB端子にTPCastのような無線アダプターを接続し、PCと接続できないか」というもの。Carmack氏の回答は「QuestがPCのディスプレイのように振る舞うためのハードウェアは搭載していない」だった。

 Questは一体型VRゴーグルのため、そもそも利用するためにPCは不要だ。ただ、もしPC用VRゴーグルとしても使えるのであれば画期的な製品になる。残念ながらそれはかなわないようだが、Oculus内でも議論はあったという。

 また、「何かを約束するものではないが、無線LANを利用したストリーミングについては研究をしている」とも発言しており、可能性を100%排除しているわけでもなさそうだ。

 QuestはUSB Type-C端子を搭載しているため、上記記事ではVRゴーグル専用インターフェースの「VirtualLink」について言及している。しかし、VirtualLinkは利用するUSBケーブルの構造が特殊なため、VRゴーグルにケーブルを直付けするか、VRゴーグル側はUSB Type-Cではない端子の使用を義務付けている。そのため、Questの外部端子がUSB Type-Cのみであれば、VirtualLinkには対応しないということになる。

 VirtualLinkやその他の映像入力の機能を搭載すると、製品価格はさらに高くなってしまう。399米ドルという低価格を実現するには、こうした機能を追加することは難しかったとも考えられる。今後もっと一体型VRゴーグルが普及すれば、一体型とPC接続両対応の選択肢も出てくるのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL