寄りかかって使う体感筐体「VR Chair」が登場、VR酔いを軽減

 Cambrainという米国のメーカーが、スタンディングチェア型のVR体感筐体「VR Chair」を発表した。海外ニュースサイトの「UplaodVR」が報じた。

・This VR Chair Fights Simulation Sickness At The Cost Of Hand Controls
https://uploadvr.com/vr-chair-hand-controls/

 VR ChairはVR用の大型コントローラーで、体感筐体のカテゴリーに入る製品だ。左右の回転と前後の移動ができるほか、アームレストの先端にある左右8個ずつのボタンを使った入力ができる。「chair(椅子)」という名前だが腰を下ろすのではなく、背もたれに寄りかかって使う。使用中の動画を見る限り、シートベルトのような体を固定する機構はないようだ。

 背もたれ部は左右に少し回転するようになっており、上半身の動きを検知する。例えば顔を右に向けると上半身も少し右に傾くため、これがVR内では右回転の入力となる。体の動きとVR内での動きが連動して没入感が高まると共に、VR酔いしにくくなるという。前後の移動はアームレストの先端を押す、引くというアクションで入力する。

 PCからはゲームコントローラーとして認識されるため、コントローラーでの操作に対応したVRコンテンツならどれでも利用可能だとしている。

 主なPC向けVRゴーグルは両手で使うコントローラーが付属しており、ほとんどのコンテンツではそれを利用することを想定している。そのため、左右の回転だけを利用するモード、片手はコントローラー、反対の手はVR Chairを操作するモードも用意している。

 VR Chairの寸法は公開されていないが、利用には1㎡のスペースが必要。本体重量は25kgだ。背もたれの高さとアームレストの長さは調整可能で、身長は152~200cm、体重は136kgまで対応するという。

 座席全体が振動したり回転したりといった派手な要素はないが、アームレストを掴んでいるのが基本姿勢のため安全に遊べるという点は面白い。ただ、上記記事が指摘する通り、適したコンテンツがどれだけあるのかという問題は気になる点だ。VR Chairの発売時期は未定だが、予価は800米ドル以下となっている。

Reported by 宮川泰明(SPOOL