家庭向けの巨大体感きょう体「Feel Three」が「Kickstarter」に登場、初日に目標金額を達成

 2018年8月29日、半球型の体感きょう体「Feel Three」がクラウドファンディングサービスの「Kickstarter」に登場した。幅155mm、高さ240mmと巨大なものの、初日に目標金額を達成するほどの注目を集めた。

・Feel Three : Virtual Reality Motion Simulator
https://www.kickstarter.com/projects/feelthree/feel-three-virtual-reality-motion-simulator/

 Feel Threeは半球型の座席をローラーの付いた台座に乗せるタイプの体感きょう体だ。VR内の動きに連動して台座のローラーが回ることで座席が動き、没入感を高める。振動パックによる触覚フィードバックにも対応する。

 ユニークな点は、高いカスタマイズ性が売りになっていることだ。アームレストとフットレストにオプションパーツを取り付けられるようになっており、カーレースのゲームではハンドルとフットペダル、フライトシミュレーターではフライトスティックなど、コンテンツに合わせて構成を変えられる。

 座席は100度の傾き(ピッチ、ロール)と360度の横回転(ヨー)が可能。かなり広い範囲で動くため、使用する際はシートベルトが必須だ。

 座席を動かすローラーは「omniwheels」と呼び、基本セットでは3個付属している。各ローラーが別方向へ回るため、通常のローラーではお互いの邪魔をしてしまう。そこでomniwheelsでは表面に本体の横方向に回転するローラーを搭載し、力を逃がすようにしている。

 本体は座席の幅が155mm、ケーブルホルダーを含めた高さが240mmと大きい。奥行きはセッティングによって変わると思われ、寸法図に記載がない。目安として、利用するには直径250mmほどのスペースが必要になる。

 重量は85kgだが、シートが付属せず別売となっているため、その分重くなる。シートが付属しないのは、人によって好みが違い過ぎてこれというものを選べなかったためだとしている。出荷までにお勧めのモデルのリストを公開する予定だ。

 オプションが多いため、支援の仕方は少し複雑だ。ベースになるのは3999英ポンド(約58万円)以上で基本セットをもらえるプラン。数量限定で割り引きプランも用意されている。ここに欲しいオプションを追加する。

 オプションにはそれぞれ価格が設定されているが個別の支援プランはなく、基本セットに価格を上乗せして支援する金額を決める。どのオプションを選んだかは後で確認するとしている。

 3999英ポンドと決して安くはないプロジェクトだが、シートとオプションでさらに費用が発生する点は注意が必要だ。プロジェクトの期間は9月28日までだが、先述の通り、既に目標金額は達成している。

 Feel Threeは、あくまで家庭用として開発されたという点が興味深い。日本の住宅事情では使いにくいが、置く場所が確保できるのであれば欲しいという人もいるのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL