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OooDaが振り返る、2019年eスポーツ大会の忘れられない名シーン!【後編 - スマブラSP・PUBG】

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2019年のeスポーツ大会を振り返る本企画。前編に引き続き、eスポーツキャスターのOooDaさんに、2019年に行われた大会の中でも、特に印象に残っている名シーンについて語っていただきます。


OooDaさんにピックアップいただいた中から、前編では『パズドラ』と『CS:GO』の大会での名シーンをご紹介しました。後編にあたる本記事では、『スマブラSP』と『PUBG』の2タイトルから、2019年の忘れられない名シーンをお届けしていきます!


前編:

OooDaが振り返る、2019年eスポーツ大会の忘れられない名シーン!【前編 - パズドラ・CS:GO】

目次[非表示]

  1. 1.【スマブラSP】ギリギリで這い上がる、たかじぃ選手の復活劇
  2. 2.【PUBG】ドン勝をもぎ取ったSHEVA選手の1vs3クラッチ
  3. 3.【PUBG】シーズン最終日に魅せた「SunSister」の快進撃


【スマブラSP】ギリギリで這い上がる、たかじぃ選手の復活劇

【ゲームタイトル】

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(スマブラSP)


相手を攻撃してダメージを与え、ステージの外にふっとばす対戦型アクションゲーム。攻撃を受けてダメージ%が増えるほど、遠くにふっとびやすくなる。ストック制のルールでは、撃墜されるとストックが減り、ストックが0になったプレイヤーが負けとなる。


【大会名】

スマッシュボール杯 スマブラSP 西日本リーグ2ndラウンド


【アーカイブ動画】

スマッシュボール杯 スマブラSP 西日本リーグ2ndラウンド - OPENREC.tv

▲3時間30分~3時間37分付近(クリックで該当シーンからスタート)


――3つ目にピックアップいただいたのは、「スマッシュボール杯 スマブラSP 西日本リーグ2ndラウンド」での試合です。まずは、この大会について教えていただけますか?


OooDa:

この「スマッシュボール杯」は、西日本と東日本の各リーグに6名の選手が出場して、毎月のリーグで1名ずつ脱落していく形式で行われます。今回ピックアップしたのは2ndラウンドで、2人目の脱落者が決定する日ですね。


この日に行われた、たかじぃ選手 VS ちょえ選手の「ここで負けたら敗退、勝ったら生き残り」というプレッシャーのかかった最終試合を選びました。


――名シーンの主役となる、たかじぃ選手について教えてください。


OooDa:

たかじぃ選手は、「小中高一貫 大乱闘学園」という18歳以下限定の大会で勝ち上がってきた選手。対戦相手のちょえ選手も、同じ大会から勝ち上がってきていて、2人ともとても若いプレイヤーです。


たかじぃ選手は、いつもギリギリのところから勝つという展開を見せるプレイヤーで、1stラウンドも「ここで負けたら脱落」というところで、サドンデスに持ち込んで勝利。そして、この2ndラウンドでも同じような状況を迎えるんです。


彼はちょっと弱気なキャラクターで、「今日どうですか?」と聞くと「緊張してて怖いです」とか「全然自信ないです」みたいなコメントをよくするんですよ。



▲たかじぃ選手のプロフィール



――この試合の直前にも、意気込みを聞かれて「帰りたいです」と言っていましたね(笑)。


OooDa:

そうなんです(笑)。試合では、時間内に勝負がつかなかった場合、サドンデスという一撃必殺で勝負がつく延長戦に突入します。たかじぃ選手は、「小中高一貫 大乱闘学園」の決勝でも、「スマッシュボール杯」1stラウンドの最終試合でも、最後の最後にサドンデスで勝利してきたんですよ。


この大会は、2本先取でアイテムありのルール。2ndラウンドの最後、たかじぃ選手 VS ちょえ選手の戦いは、お互いに1勝ずつ獲得して、次に取った方が勝ち残りという展開になりました。


勝負がかかった最終バトルで、たかじぃ選手は先に残りストックが1つになり、ここでやられたら終わりという状況に追い込まれてしまいます。ところが、ここで「スペシャルフラッグ」というアイテムが登場するんです。


一定時間掲げるとストックが1つ増えるというアイテムで、2人はこれを奪い合うのですが、たかじぃ選手が必殺技を決め、その直後スペシャルフラッグを掲げることに成功します。



▲たかじぃ選手(デデデ)がスペシャルフラッグを掲げ、+1ストックを獲得。



これによって、一気に形勢逆転かと思われましたが、ちょえ選手もまだまだ粘ります。ちょえ選手が圧倒的に不利な状況の中、さらに残り7秒でたかじぃ選手が「シェリフ」というアシストキャラクターを使います。



▲残り3秒。ちょえ選手(メタナイト)が逃げ切り、サドンデスへ突入。



この弾に1発でも当たったら終わりだったんですが、ちょえ選手はそれを全部避けきります。そして、タイムアップ。これによって、一撃で勝負が決まるサドンデスに突入しました。ここでまたしても、たかじぃ選手が見事に勝ちきったんです。


▲サドンデスは双方ダメージ300%でスタート。小さくなる画面の中、一撃で勝負が決まる。



――たかじぃ選手は、いつもこの一撃勝負のサドンデスを勝ってきたんですね。


OooDa:

そういうことなんです。この復活劇は、本当にアツかったですね。1stラウンドでは、逆に追い込まれていたたかじぃ選手が逃げて時間を稼ぎ、サドンデスに持ち込んでの逆転勝ちでした。


残念ながら、翌月の3rdラウンドでたかじぃ選手は敗退してしまうんですけど、その後に西日本リーグの2期にも再び出場しているんです。2期への出場権を争う「西日本リーグ参加選手決定戦」でも勝ち上がって、「たかじぃ選手が帰ってきた!」という展開になって。


西日本リーグの盛り上がりは、たかじぃ選手がいたからこそだったと感じますね。最後まで勝ち残ったり、優勝したりしたわけではないんですけど、「彼ならやってくれるんじゃないか」と期待させてくれる、非常に面白い選手だなと。


「スマッシュボール杯」は2期もとても面白かったんですけど、やっぱりこの1期のたかじぃ選手の復活劇が記憶に残っていますね。


【PUBG】ドン勝をもぎ取ったSHEVA選手の1vs3クラッチ

PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSはPUBG株式会社の商標登録です。 
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【ゲームタイトル】

PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)


1つの広大なマップに降り立ち、生き残りをかけて戦うバトルロイヤルシューティングゲーム。大会ルールでは、4人チームのSQUADモードで戦い、1つの試合に16チーム64名が参加する。生き残ることによる順位ポイントと敵を倒した数に応じたキルポイントがあり、それらの合計ポイントによって総合ランキングが決定する。「ドン勝」とは、最後の1チームまで生き残ること。


【大会名】

PUBG JAPAN SERIES Season2 Phase2 Grade1 Day5


【アーカイブ動画】

PUBG JAPAN SERIES Season2 Phase2 Grade1 Day5 - YouTube

▲3時間21分~3時間23分付近(クリックで該当シーンからスタート)

※PJSとはDMM GAMESが主催するPUBG JAPAN SERIESの略称

――続いて、『PUBG』の国内リーグ「PJS」からは、2つの名シーンをピックアップいただいています。まずは、Season2でのSHEVA選手が見せた1vs3クラッチのシーンですね。

※PJSとはDMM GAMESが主催するPUBG JAPAN SERIESの略称

OooDa:

印象に残ったシーンは他にもたくさんあるんですけど、中でもやっぱりこのSHEVA選手のプレイは忘れられないですね。SHEVA選手は、現在「Zoo Gaming / Penguin」に所属していますが、Season2(2019年3月)は「V3 FOX」に所属していて、その当時の試合です。


この試合の最後は、お互いに3名ずつ生き残った「SCARZ」と「V3 FOX」の対決でした。「SCARZ」の方が高い位置を取っていて、状況的に不利なのは「V3 FOX」。そして、「V3 FOX」側の選手が、1人ずつ倒されていってしまいます。


この展開に、ほとんどの人が「SCARZ」がドン勝だなと思ったはずです。ところがなんと、ここでSHEVA選手が「SCARZ」の3名を全員倒しきって、ドン勝してしまうんですよ。

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▲残り1名となったSHEVA選手が、「SCARZ」3名を倒しきって勝利を掴んだ。



――ドン勝した「V3 FOX」の選手たちが映されている後ろで、OooDaさんが思わず立ち上がっている姿が配信に映っていましたね(笑)。


そうでしたっけ(笑)。でも、それくらい驚いたシーンでしたね。『PUBG』では、1on3の状況から惜しいところまでいくことはあっても、勝つことってほとんどないじゃないですか。しかも、1on1を繰り返すように立ち回れるほど、十分に遮蔽物がある場所でもなくて。


このSeason2は、SHEVA選手がチームに新加入したタイミングだったんですが、この活躍でしっかりと強さを見せたという感じでしたね。


ちなみに、この時「SCARZ」にいたDep選手とFa6ye(Fhy)選手が、次のシーズンから「Crest Gaming Xanadu」で、再びチームメイトになるということで、そういったところも楽しみです。


【PUBG】シーズン最終日に魅せた「SunSister」の快進撃

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【ゲームタイトル】

PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)


【大会名】

PUBG JAPAN SERIES Season4 Phase2 Grade1 Day6


【アーカイブ動画】

PUBG JAPAN SERIES Season4 Phase2 Grade1 Day6 - YouTube

▲56分~1時間3分付近(クリックで該当シーンからスタート)


――さらに、PUBG JAPAN SERIES​​​​​​​の名シーンとしてはもう1つ、Season4最終日DAY6の試合をピックアップいただいています。


これは1つの試合というより、もうDAY6全体を通してですね。この日の「SunSister」は、とにかく凄かった。


DAY6を迎えた時点で、「SunSister」はシーズン後半戦Phase2のランキングが、総合9位だったんですよね。「SunSister」は、これまで何度も海外大会を経験している強豪チームですから、それを踏まえるとちょっと振るわない成績だったのかなと。


それから、シーズンを通したランキングで見ると、総合6位だったんです。世界大会への出場権を獲得できるのは、トップ2チーム。DAY6の試合前、控え室で解説のSHAKAさんとも話していて、ポイント差から考えてチャンスがあるのは、その時点の上位4チームまでだろうと予想していました。

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▲目の前の敵をなぎ倒すようにして進み、「SunSister」がドン勝を獲得。


ところが、この1試合目ですよ。終盤に「SunSister」の視点が映った時には、気づいたらものすごいキル数になっていて。まさかの22キルドン勝。決して、有利な状況だったわけじゃないんですよね。改めて見返しても、本当に強いシーンしかないなと。


――ドン勝を取った瞬間、OooDaさんも「やべぇ!」しか言えなくなっていましたね(笑)。


あまり綺麗な言葉じゃなくて、申し訳ないんですけど(笑)。22キルドン勝なので、32ポイントですよ。ドン勝で獲得するのが10ポイント。それにキルポイントが加算されて、ドン勝チームが獲得するポイントは、たいていの場合15~16ポイント前後じゃないですか。その倍ですから、本当にすごいですよね。


さらに、面白かったのが、この試合で活躍したのはCrazySam選手とkendesu選手なんですが、最終ラウンドではgabha選手とfiachan選手が活躍して。この日、チーム4人全員が活躍したんですよね。


――最終ラウンドも、世界大会への出場を決める大逆転のドン勝でしたね。


最終ラウンドを迎えた時点では、シーズンを通したランキングで総合3位。世界大会に行ける2チーム目の枠は、その時点で総合2位だった「Crest Gaming Xanadu」が獲得するかと思われていたところでした。


この試合も「SunSister」は途中で2名が削れてしまい、不利な状況に追い込まれます。その後、「Lag gaming」が一気に攻めてくる場面なんて、ここで負けてもおかしくなかったというシーンだったと思います。

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▲3名で攻めてきた「Lag gaming」に対して、「SunSister」が2名で勝ちきった。


でも、それを捌き切って、最終的には16キルでのドン勝。これによって世界大会への切符を手にするという、まさに快進撃でした。このDAY6を見ていて、これが『PUBG』なんだなと。そして、やっぱり「SunSister」は強いなと、改めて感じましたね。


▲試合後、握手を交わす「SunSister」と「Crest Gaming Xanadu」の選手たち。


最後に、惜しくも世界大会を逃すことになってしまった「Crest Gaming Xanadu」のメンバーが、「SunSister」の選手たちと握手するシーンも良いですよね。この日は改めて振り返っても、なかなか伝説的なDAY6だったんじゃないかと思います。


――以上、2019年の名シーンを語っていただきました。OooDaさん、ありがとうございました!


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綾本ゆかり
綾本ゆかり

https://twitter.com/ayayuka99

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