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【eスポーツ社会科見学】サードウェーブにある「eスポーツ推進部」とは? どんな人たちか聞いてみました!

最近eスポーツ業界のあらゆるニュースに登場するサードウェーブの「eスポーツ推進部」。


初めて字面を見た方はイメージがなかなか湧かないかと思います。


どういったことをしている部署なのでしょうか。

たくさんゲームに触れられそうな、なんだかとても楽しそうな感じがします。

eスポーツに興味がある方たちもない方たちも、きっと気になりますよね。


では、どういった人たちがいる部署なのでしょうか?

やりがいや大変なことは?

どんなお仕事内容なの?

そんな疑問を一問一答、eスポーツフィールド編集部が聞いてみました!


こちらの記事の前に読まれると、一層「eスポーツ推進部」がより深く伝わるのでぜひ!

「高校生eスポーツ選手権」ができるまで。 eスポーツ文化と日本文化の狭間で目指す最終型。 ―― サードウェーブ eスポーツ推進部 ――

TOPは【eスポーツ推進部】大浦部長


まずは「eスポーツ推進部」を推進される中心人物、

eスポーツ推進部の大浦部長です。

Q. 自己紹介、役割などを教えてください。

A. eスポーツ推進部 部長 大浦です。
キャリアのスタートは広告代理店でイベント制作でした。その後、マイクロソフトに転職しコンシューマ マーケティングを約15年担当、2016年にガレリアのブランディング担当としてサードウェーブに入社し、当時世界で巻き起こっていたeスポーツのムーブメントを、日本市場にも巻き起こし、”eスポーツと言えばガレリア”というブランド イメージ確立するというコンセプトを打ち出し、ガレリア ゲームマスターカップの立ち上げや全国高校eスポーツ選手権のプロデュース等、サードウェーブのeスポーツに関する数々のプロジェクトをリード。現在はサードウェーブのeスポーツ事業の責任者をしています。

 

Q. eスポーツに携わるまでの経緯は?

A. 前職の経験から、世界で起こっているムーブメントは時間差で必ず日本にやってくる。ということは肌感覚として分かっていました。
ネットなどの情報で、世界でeスポーツが盛り上がっていることは知っていました。ガレリアのブランディングを任された時に直感的に”eスポーツ”をフックにブランディングを推し進めようと決めたわけですが、そこから業界関係者や、メディアの方にお会いして、話を伺ったり、海外視察を行って知見を貯めていきました。私の周りにいるチームメンバーは元eスポーツ プロ選手含めてコアゲーマーばかりなので彼らから色々教わったり、アドバイスをもらっています。


Q. 部の目的、ビジョンを教えてください。

A. eスポーツを日本の新しい文化として育てていきたいです。
将来、子供たちが野球やサッカーを楽しむように、eスポーツを楽しんで欲しいですし、中学・高校になったら、野球部に入ろうか、サッカー部に入ろうか、eスポーツ部に入ろうかと普通に言ってもらえるような時代になって欲しいです。


Q. ある日のeスポーツ推進部とは?イベントのある日、ない日の業務内容を教えてください。

A. イベントの現場は、部員に任せています。
私の大きな役割は、プロジェクトの大きな方向性を決める事です。
制作サイドと、ビジネス的視点で判断する人の間に立ち何が最適なのかを見極めて、コンセンサスを得ながらプロジェクトを推し進める役割で日々業務にあたっています。


Q. 苦労することは?

A. 会議の中でも、ビジネス側の立場の人間と、ゲーマー/コミュニティー側の人間では物の考え方/見方は勿論、態度や話し方も全く違います。そのような状況の中で、いかに化学反応を起こすかという舵取りはとっても苦労もしますが、見方を変えればとってもエキサイティングです。
中でも一番大変なのは、スピードです。今、業界はもの凄いスピードで動いていて各社色んな取り組みを次々と打ち出しているので、我々も置いていかれないように日々全力で走りながら考えています。


Q. やりがいを教えてください。

A. 自分達が仕掛けた事がきっかけで、世の中が動き出したことを実感できた時。プレイヤーの皆さんや、視聴者/観客の皆さんや、パートナー様から感謝されたり、喜んでいる姿を見れた時。

Q. どうやったらなれますか?

A. 一人では実現できないので、どれだけ仲間を作っていけるかが重要です。


Q. いち推しのゲーム、個人的に好きなゲームは?

A. 自分達が開催している大会で採用している「リーグ・オブ・レジェンド」「ロケットリーグ」「CS:GO」


Q. 「全国高校eスポーツ選手権」第2回の展望などを教えてください。

A. 一人でも多くの高校生プレイヤーに出場してもらいたいです。
出場した選手には「出場して良かった」と言って貰えるように、視聴/観戦した高校生/中学生には「出場したい」と言って貰えるように、大人たちには、頑張る高校生の姿を見て「応援したい」と思って貰えるように、我々が出来ることは何だろうと考え、準備を進めています。


Q. eスポーツが推進されると会社にとって、個人にとって、社会にとってどんないいことがあると思いますか?

A. eスポーツが文化になるということは、ビジネスの観点から見ると新しい産業が興るということ。eスポーツに関わる色々なビジネスが生まれ、職業も生まれるはずです。
企業にとっても、個人にとっても新たなオポチュニティー(機会)が生まれ、選択肢の幅が広がるということ。プライベートの観点からも、新しいデジタル エンターテイメントとして楽しむ幅が広がるということ。


Q. 高校生という年代をターゲットに設定した理由は何ですか?

A. 毎日新聞社様からeスポーツの大会を開きたいという相談があり、その打合せの中で「eスポーツを文化にしたい」という同じ理念を持っていることが分かりあえたので、すぐに一緒にやりましょうという事になりました。(初めてお会いして2か月後にはプレスリリースを配信したというスピードです)毎日新聞社様からの提案は高校生大会を含むもっと大きな構想だったのですが、毎日新聞社様と言えば「春の甲子園」。毎日新聞社様と組んでやるなら高校生にフォーカスした大会にした方がインパクトがあるという事と、これから「eスポーツを文化に育てていく」には次世代を担う高校生がぴったりだということで高校生大会の開催を決めました。


Q. PCメーカーであることのメリット、制約は何ですか?

A. PCゲームを楽しむなら、PCがなければ始まらない。
イベントや大会を開催しようとなると、IPホルダー(知的財産権)の許諾が必要なことです。


Q. stage0について可能であれば一言。

A. 例えば、高校野球でも「春夏の甲子園」があったり「国体」「インターハイ」など、大きな大会がある事は目指すべき目標があるということなので、eスポーツでもどんどん大きな大会が生まれることはプレイヤーの皆さんにとっては喜ばしいこと。現在、我々はeスポーツ部を立ち上げたいけれどPCが無い…とお困りの高校生や先生の為に「eスポーツ部発足支援プログラム」を展開中です。是非お申込みいただいて、色んなeスポーツ大会に出場してもらいたいですね。

大会運営・制作ディレクター 加藤さん

2人目は大会の運営や制作のディレクションを担当されている加藤さん。

Q. 自己紹介、役割などを教えてください。

A. eスポーツ推進の加藤です。
社内ではゲーマーやコミュニティのサポートを中心に、全国高校eスポーツ選手権の運営や制作のディレクションを行っています。


Q. eスポーツに携わるまでの経緯は?

A. 以前はPCデバイスメーカーにて営業をしていました。その中でプロチームのスポンサーやゲーミングデバイスと関わる事をキッカケにeスポーツ業界に触れ始めました。
eスポーツ業界に本格的に携わるキッカケになったのは、プロチームをスポンサーする中で、選手の喜怒哀楽や人間性を間近で感じ、選手の成長を見ていく楽しさを知ったのが一番の要因です。その後、某eスポーツの制作会社に転職し、プロリーグの大会運営を統括していました。


Q. 部の目的、ビジョンを教えてください。

A. イベントや大会協賛、コミュニティサポートを通してガレリアを知って頂き、共にゲームを楽しむ仲間としてゲームのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上していきたい。


Q. ある日のeスポーツ推進部とは?イベントのある日、無い日の業務内容を教えてください。

A. イベントある日:
朝から会場入りし、イベントの準備や制作会社の業務のサポートや最終確認を行い、イベント開始に備えます。イベント中はイベントに滞りが無いかをチェックしたり、来場しているお客様に問題が無いかなどをチェックしています。


イベント無い日:
イベント予定がある場合はイベントに向けての施策や制作会社との打ち合わせを実施。
その他には、コミュニティが今何を求めいるかを、実際にプレイヤーと会ってヒアリングしたり、様々なイベントに足を運び、プレイヤーが求める何かを探しています。


Q. 苦労することは?

A. eスポーツという単語が以前より飛び交う様にはなったが、従事者の中でも、まだ全容を理解している人や企業が多くないと感じています。
イベントや案件は増えましたが、理解者が増えているわけではないので、一つの施策を実施するにも、理解してもらための説明が減らない事が一番苦労します。


Q. やりがいを教えてください。

A. イベントなどを通して、参加や視聴してくれているプレイヤーが喜んでいたりする姿を見たときに、「やって良かったな」という感情に包まれます。
プレイヤーをサポートできる事が一番のやりがいであり、病みつきになる一瞬です。


Q. どうやったらなれますか?

A. これをやったら「楽しい」「かっこいい」「面白い」など想像力を膨らませる事が大事だと思います。また、その思いを共感できる仲間がどれだけ回りにいるかも大事だと思います。自分が感じる事は大体のプレイヤーも同じだと自信を持って言えるほどの人とのつながりがあると良いと思います。


Q. いち推しのゲーム、個人的に好きなゲームは?

A. 今ハマっているのはAutoChess。個人的に好きなゲームは自分の中のオンラインゲームの原点でいえばFF11です。


Q. 「全国高校eスポーツ選手権」第2回の展望など

A. 高校生の為のeスポーツ大会なのか、eスポーツの高校生大会なのか、様々な人に意見をもらっています。ただ、高校生が「参加してよかった!楽しかった!」と純粋に思ってもらえる大会にする為に、今後も様々な施策を実施していきたいと思っています。高校生からも高校生だった人からも、こういう大会が見たい!参加したい!などの意見もお待ちしています。

元プロプレイヤー 山本さん

3人目は元eスポーツ選手の山本さん。

 

Q. 自己紹介、役割などを教えてください。

A. 株式会社サードウェーブ eスポーツ推進部の山本雄河です。
元々はサードウェーブがスポンサードしているゲーミング
チーム Rascal Jester のOverwatch部門に所属しており、同ゲームの競技シーンで2年弱ほどリーダーとしてプレイをしていました。
去年の8月1日より中途として入社し、最初はガレリアの大手量販店での販促を担当し
、去年の11月頃から本格的にeスポーツ系の業務を担当しています。
役割的に普段からゲームをとてもプレイしているので、その知識を使い社内の案件のサポートをしたり、細かいところのケアをしながら、上長である加藤さんと大浦さんのサポートをしています。


Q. eスポーツに携わるまでの経緯は?

A. 初めてオンラインゲームに触れたのは小学3年生(9歳)のときで、当時母親がプレイしていた「FFXI」を触りました。
その後、さまざまなオンラインゲームに触れながら中学3年生の時に「Starcraft」や「Counterstrike1.6」に触れ競技的なゲームとMMOに触れながら育ちました。
その後、20歳の時に「esports square akihabara」のオープニングスタッフになり、そこでキャスターや運営、技術スタッフなど様々な業務を経験しました。
23歳の時にRascal Jester のOW部門に入り、2年弱活動をした後、チームスポンサーのサードウェーブに入社致しました。


Q. 部の目的、ビジョンを教えてください。

A. ゲームをプレイする側としても「人の多さ」というのは何よりもゲームを、eスポーツを面白くする要素だと思うので、プレイする人たちがもっと増えてほしいなと思います。
そのキッカケをボク達が行っているイベントや配信、取り組みで作れたら嬉しいですし、ゲーミングPCを購入する際はガレリアを選んでいただけたなら尚、嬉しいですね。


Q. ある日のeスポーツ推進部とは?イベントのある日、無い日の業務内容を教えてください。

A. ある日:
イベントの現場に赴いて、現場の調整を行ったりすることが多いです。
直近ですと、C4LAN 2019 Springのブース出展では、イベント期間の3日間配信を行い、配信の管理や進行等「配信ブース」のすべてを行っていました。


無い日:
イベントに関する準備などをします。自社が主催しているイベントや
協賛させて頂いてるイベントで使用する機材の手配などです。
あとは今流行っているゲームに対してアンテナは高くはり、リサーチなどもしています。


Q. 苦労することは?

A. 基本的には自分はかなり仕事がしやすいと感じています。


Q. やりがいを教えてください。

A. イベントや配信を通して、参加者や視聴者、出演者の方々が楽しそうにゲームをしているのを見ると、「やってよかった」と感じる瞬間だと思います。

これから僕と同じようにゲームをして育ってきた人達に伝えたいのは、僕なんかはほとんどゲームばかりをして育ってきたので、例えば「サラリーマン」としてのスキルや常識に疎いと思っています。

そんな中でも、そういったところを勉強させて頂きながら、自分の今、できることであるeスポーツに関する知識や経験を使ってサポートをさせて頂いてる今の環境は、とてもバランスがいいし、やりがいがあると感じています。そういった職場です。


Q. どうやったらなれますか?

A. eスポーツに限らず、やはりゲームに触れ続けることは大切だと思います。
昨今、eスポーツは飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びていますが、制作側はまだまだ、ゲームのことがわかり、プレイヤーの立場で物事を考えられる人材を求めると思います。

真面目に何かに取り組んでいると、意外とそこで経験したことって他の事に活かせることが多いと思うんですよ。

これはゲームもしかりで、ゲームやっていたことによって、その経験が活きる瞬間というのは確かにあると思っています。

特にチームや誰かと一緒にゲームをやって、"勝つ"という目標に対し議論などを真面目にすると論理的に思考する能力などが培えると思います。こういったものは職に就くときにアドバンテージになるんじゃないかと思います。僕はその経験が活きています。


Q. いち推しのゲーム、個人的に好きなゲームは?

A. 今はやっぱり流行ってるのはAutochessじゃないでしょうか。

Rainbow Six Siegeも国内外のシーンが盛り上がっているので注視はしていますね。

今度出てくるタイトルとしてはCygamesさんとArc system worksさんの「グランブルーファンタジー VERSUS」には個人的にとても期待しています。

あとはMMORPGが好きなので「FFXIV 5.0」「メイプルストーリー2」とかもやる予定です。
遠い予定では「Halo」シリーズのファンなので新作である「Halo Infinite」 と「Age of Empire 4」には期待してます。

一番と言われるとやっぱりルーツであり10年近くやった「FFXI」ですかね。「Starcraft2」も好きです。


Q. 「全国高校eスポーツ選手権」第2回の展望などを教えてください。

A. 僕のころは高校にあるのは「パソコン部」だったので、eスポーツ部が各地で出来て、そういったタイトルに触れられる機会が増えているのはとてもいいことだと思います。やっぱりゲームをプレイする側としても「人の多さ」というのはなによりゲームを面白くする要素なので。

なので若い子たちがeスポーツに触れて、楽しいと思ってもらえる瞬間を少しでも作って上げることが我々にやれることなのかなと思います。

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以上、eスポーツ推進部のお3人から、お仕事内容ややりがい、eスポーツに携わったきっかけなど、貴重なお話を伺いました。


eスポーツの大会や選手に注目がいきがちですが、運営されている裏方の皆様の熱意あってこそ、eスポーツを取り巻く環境は成立しているのだなと改めて感じました。

またeスポーツの世界にいつか飛び込んでみたい、という方にも参考になったのではないでしょうか。


ともかく今回のお話を聞いて、eスポーツ文化がより魅力的に映ったかと思います!

皆様ありがとうございました。


こちらの記事もどうぞ

eスポーツ推進部が「高校生eスポーツ選手権」のこと、大会の裏側についてのインタビューです。


「高校生eスポーツ選手権」ができるまで。 eスポーツ文化と日本文化の狭間で目指す最終型。 ―― サードウェーブ eスポーツ推進部 ――



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