eスポーツに専用施設がある?日本国内のeスポーツカフェ・施設を徹底解説!
野球やサッカーに専用競技場やスタジアムがあるのに対し、eスポーツにも専用の施設があることをご存知でしょうか?今回は、eスポーツの専用の「カフェ・施設」について解説していきます。
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eスポーツカフェとは?どんなサービス・役割がある?
eスポーツカフェとは、その名前の通り、eスポーツに特化したサービスを行なっているカフェ・施設です。ネットカフェの延長のようなスタイルから、eスポーツ専門施設としてのスタイルなど様々な形態のeスポーツカフェ・施設があります。ここでは、eスポーツカフェや施設の持つ役割について説明していきます。
大会会場としての役割
eスポーツの大会などの会場にもなるeスポーツカフェや施設があります。都内だけではなく、大阪や名古屋、福岡にも同様の大会会場としての役割を持つeスポーツカフェ・施設が存在しています。
特徴としては、通常営業時は、個人用ブースとして仕切りが設けてありますが、大会開催時には、ブース席が撤去され、ウォッチングスペースと競技用スペースに仕切られて運営されるスタイルが主流です。
またフロア別に役割が分けられている大掛かりなeスポーツカフェ・施設や、ワンフロア―に全ての機能を備えたeスポーツカフェ・施設があります。
最近OPENしたeスポーツ施設では池袋にある「LFS(ルフス) 池袋」が有名ですね。ワンフロアタイプのeスポーツ施設で、eスポーツ大会用のステージを常設し、防音ゲーミングルーム(ボックス型選手席)や、ハイエンドゲームPCを80台備えた最新eスポーツ施設です。
LFS 池袋 esports Arena OFFICIAL WEBSITE
トレーニング場としての役割
eスポーツの大会に向けたトレーニング施設としての役割もあります。チームスポーツでもあるeスポーツは、ネット上でもトレーニングは可能ですが、直接顔を合わせてトレーニングするのとでは、コンビネーションにも大きな差が出てきます。トレーニングに特化したeスポーツカフェ・施設は、専用駐車場や、休憩用のカフェ・施設スペースなど、造りそのものも他のeスポーツカフェ・施設とは異なっています。
有名なトレーニング施設型eスポーツカフェ・施設は、神奈川県横浜市にある「e-SPORTS STUDIO」があります。チームトレーニングに最適な環境でトレーニングをすることが出来ます。
競技以外ではどんな役割がある?
eスポーツカフェ・施設はゲームのトレーニングや大会開催の場所とだけが役割ではありません。ここでは競技関連以外でのeスポーツカフェ・施設の役割に関して説明していきます。
コミュニティーの場所としての役割
オープン型ネットカフェに近い業態のeスポーツカフェがあります。そういったeスポーツカフェでは、eスポーツの魅力の一つである「コミュニティー」を高める場所としての役割があります。普段はネットでしかコミュニケーションを取れないようなユーザーのオフ会や、コミュニティーイベントなどが行なわれているeスポーツカフェもあります。
ゲーム実況などのスタジオとしての役割
かなり特殊ではありますが、ゲーム実況を行なうスタジオとしての役割を持っているeスポーツカフェ・施設があります。撮影用の部屋や、機材、配信用の機材など、ゲーム実況に特化した施設設備が多くあるのが特徴です。
日本eスポーツ団体認定のeスポーツカフェ・施設
日本eスポーツの団体とは、eスポーツの認知向上のための一般社団法人などを指します。日本eスポーツリーグ協会や、日本eスポーツ連合といった団体があり、それぞれがプロライセンスを発行したり、大会を主催したりしています。ここでは各団体認定のeスポーツカフェ・施設について解説していきます。
団体認定のeスポーツカフェ・施設の役割
団体が認定しているeスポーツカフェ・施設では、通常のeスポーツカフェ・施設と同じような営業形態をとっている所が多いです。また、eスポーツの各団体主催大会の開催や、eスポーツプロライセンス発行のための認定会などが行なわれる会場でもあります。
現在日本国内にある日本eスポーツ団体認定のeスポーツカフェ・施設
現在日本国内にあるeスポーツ団体認定のeスポーツカフェ・施設はそれほど多くありません。有名な団体認定のeスポーツカフェ・施設は、福岡県福岡市博多区にある「iGS ARENA inサイバック博多店」があります。日本eスポーツ協会の公認施設として開設され、九州地区のeスポーツ発展の聖地としての役割も期待されています。
まとめ
eスポーツカフェ・施設は、その目的やサービスによって役割が変わっています。ネットカフェと違い、eスポーツに特化しているのが唯一の共通項です。今後日本中がeスポーツの普及に伴って、カフェ・施設の一区画をeスポーツ専用にするなどの業態も増えてきています。eスポーツ普及や認知度の向上のために、民間企業や、各団体、ユーザーが一体となって活動して欲しいですね。