日本のeスポーツ界の将来は世界でも類を見ないほど巨大になる!
先日ジャカルタで行なわれたアジア大会で、日本のeスポーツチームが金メダルを獲得しました。競技内容のタイトルは、日本発のサッカーゲームですが、他にも多くのゲームタイトルが競技種目として取り上げられました。
今回は、日本におけるeスポーツの将来について解説していきます。
目次[非表示]
- 1.ゲームなのか?スポーツなのか?
- 1.1.単なる賞金が発生するゲーム大会ではない
- 1.2.トッププロたちの年収
- 2.日本におけるeスポーツの認知度
- 2.1.ゲーム大国日本だからこそ
- 2.2.各企業が注目し始めている現状
- 3.eスポーツ認知度の進化速度を上げるためには?
- 3.1.きちんとした知識を広める
- 3.2.メディア・ITを巻き込んだ認知活動
- 4.まとめ
ゲームなのか?スポーツなのか?
eスポーツはゲームなのか、それともスポーツなのかという基本的な概念について解説していきます。
単なる賞金が発生するゲーム大会ではない
そもそも「ゲーム」というのは、トランプやコンピューターゲームなどの「遊び」という意味の他に、守るべきルールを守って勝敗を決めるという「競技」という意味もあります。eスポーツは、「遊び」の側面に、競技という要素が入っています。eスポーツは、「エレクトロニック・スポーツ」の略称です。コンピューターゲームを活用した競技が「eスポーツ」ということになります。
eスポーツの大会は賞金が発生するだけのコンピューターゲームではありません。「楽しさ」や「コミュニティー」、「カルチャー」といった様々な魅力やビジネスチャンスが詰まっているのが「eスポーツ」なのです。
トッププロたちの年収
実際にeスポーツを職業として行なっているトッププロゲーマーもいます。日本にもプロ認定されたeスポーツプレイヤーがいますが、海外程の年収を稼いでいる人はごくわずかです。
海外におけるトッププロゲーマーは、最大の年収として最大で数億円に上ります。日本でのプロゲーマーでも最大で数千万円ということを考えれば、かなり差が開いています。実はこれには大きな理由があります。
その理由とは「スポンサー」の数です。人気トッププロゲーマーともなると、複数の企業から広告塔としてのスポンサー料が支払われ、大会の賞金以上の収入を得ることが可能です。日本の場合は、eスポーツ自体の認知度が低いため、スポンサーが付きにくい職業とされています。
日本におけるeスポーツの認知度
実際に日本におけるeスポーツの認知度は年々増加しています。その背景には、日本の企業が広告塔としての価値を見出したという点と、eスポーツの対象ゲームを多く開発しているゲーム会社が多く存在していることが関係しています。
ゲーム大国日本だからこそ
eスポーツの競技タイトルの中で日本のゲームメーカーから発売されているタイトルは多岐にわたります。例えば、カプコンの「ストリートファイターシリーズ」や、コナミの「実況!パワフルプロ野球」や、アジア大会2018ジャカルタでも話題になった「ウイニングイレブン2018」などが挙げられます。
日本はゲーム業界の中でもかなり重要な位置を占めています。ゲームタイトルの開発だけでなく、ハードの開発においても他国をリードしています。プレイステーションや任天堂など、世界中のゲーマーが日本産のゲーム機を使用しています。
世界中のeスポーツプレイヤーが日本に注目しているからこそ、eスポーツ認知度向上を率先して行なっていく必要があります。
各企業が注目し始めている現状
最近になって日本の企業もeスポーツの重要性を認知し始めました。実際に株式上場している大企業もスポンサーとしてeスポーツのプロチームに出資しています。大企業の例を挙げると、金融大手の朝日フィナンシャルグループや、仮想通貨取引所のビットキャッシュ、新聞社のデイリースポーツ等が、eスポーツのプロチームに出資しています。
eスポーツの認知度が上がって、企業にとってもプロスポーツ同様の広告効果が期待されることが分かれば、さらにスポンサーが増えることも予想されています。こうした経済界にとってもメリットのあるeスポーツ界は、新しい広告宣伝の場としても注目されているのです。
eスポーツ認知度の進化速度を上げるためには?
eスポーツの認知度を将来的に今以上にするためにはどんなことをすればいいのでしょうか?ここではeスポーツをさらに認知してもらうための活動について解説していきます。
きちんとした知識を広める
例えば海外の強豪スポーツチームがそうであるように、強いチームを作るためには育成機関がしっかりしています。eスポーツの認知度を将来的に高めていくためには、一般ゲーマーの人たちがeスポーツの正しい知識を持つことが重要です。子供の夢がサッカー選手や野球選手であることと同じように、eスポーツ選手が子供の世代から将来の夢として浸透することがeスポーツ認知度向上ためには欠かせないファクターの一つです。
eスポーツの職業としての正しい知識を親の世代がきちんと理解していなければ、優れたeスポーツプレイヤーが育ちませんし、認知度も上がりません。業界の正しい知識を持つことが最初に求められることなのです。
メディア・ITを巻き込んだ認知活動
eスポーツの認知度を上げるためには、ゲーム業界だけが盛り上がっていても達成できません。メディアやITを駆使して、eスポーツの認知度を高めることをしていかなければ、いつまで経ってもeスポーツは遊びとしての「ゲーム大会」という認識のままになってしまいます。
2018年は、アジア大会でeスポーツの認知度が一気に高くなりました。2019年の国体では、eスポーツが競技項目になることも発表されています。こうした官・民が一体になってeスポーツを盛り上げていくことが、eスポーツ界、ゲーム業界、広告業界にとってWIN WINの関係になっていくのです。
まとめ
日本のeスポーツ界はとてつもない速度で進化を遂げています。アジア大会での躍進をきっかけに日本中のゲーマー達が、自分たちの腕を競い合い、プレイヤー自身が楽しめるという最高のエンターテイメントになることは間違いありません。今後のeスポーツに要注目です。
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