eスポーツプロライセンスとは?取得するにはどうすればいいの?
eスポーツは最近世界中で多くのプロやプロチームを排出していることで知られています。
ただ、日本では最近までプロライセンスがありませんでした。
eスポーツのプロとして知名度の高い梅原大吾氏は2010年にスポンサーがつき、プロ格闘ゲーマーとして認められたと言われています。さらに、2018年には新しくスポーツのプロライセンス制度ができ話題となっていますが、このeスポーツプロライセンス制度とはどういったものなのでしょうか?また、取得するにはどうすればいいのでしょうか?
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eスポーツのプロとは
eスポーツプロライセンス保持者
eスポーツとはコンピュータゲームやビデオゲームなどで競技するスポーツのことで、この競技で生計を立てている人をプロと呼んでおり、プロゲーマーと言う場合もあります。
国外ではeスポーツのプロチームを企業が立ち上げて大がかりなイベントなどを開催していることもあります。
なお、日本で有名なプロゲーマーは次のとおりです。
井上涼太、阿井慶太、谷口一、梅原大吾
現在、彼らは日本だけでなく海外の大会などでも活躍しています。
eスポーツでライセンスを取得するには
では、そもそもeスポーツでライセンスを取得するにはどういった方法があるのでしょうか?
eスポーツでプロライセンスは一般社団法人日本eスポーツ連合(以下「JeSU」)が発行しているライセンスがあります。ですがこのライセンス取得がプロの必須条件ではありません。
また、このライセンス取得にはある一定の条件を満たさなければなりません。
ではどうやってeスポーツのプロになればよいのでしょうか?独学だけで世界レベルの選手になるのは難しいので、方法の一つとしてeスポーツの専門学校に通って勉強するという方法もあります。今のところ、日本にeスポーツ専門学校は3つあります。
さらに、eスポーツの大会はほとんどがチーム戦なので、チームを作るのも手です。
オンラインゲームではこのチームのことをクランと言いますが、役割や気が合うもの同士でオンライン上で集まることがほとんどで、オンライン上で組んだクランで大会にでるという流れもあります。
さらに、専門学校に通っている場合学校内でトップが集まりチームを結成するという方法もあります。
最近ではプロチームの団体も作られており、日本最強と名高いDetonatioN Gamingというチームは組織化されており日本初の給与制が導入されたことで話題となりました。
さらに、有名な大会で成績がいい人をスカウトするというケースもあるようです。
この方法の場合大会で優秀な成績を収めないとプロになるのは難しいでしょう。
つまり、他のプロスポーツとこの点は同じです。初心者の場合、最初から大きな大会に出るのではなく、日本国内の馴染みのあるゲームに参加することから始めてみてはどうでしょうか?
eスポーツのプロライセンスの種類
JeSUが発行する公認プロライセンスのの種類は以下となっています。
ジャパン・eスポーツ・プロライセンス
このライセンスはチーム戦へ参加する場合に必要なライセンスになりますが、チームライセンスがない場合でもこのライセンスかジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンスを持っている人が1人でもいればプロとして賞金付きのJeSUの大会に参加できることになっています。
ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス
13歳~15歳で義務教育を終えていない人でもジャパンeスポーツプロライセンスが発行した条件を満たしていれば、親権者の同意があればジュニアライセンスを発行することができます。
ジャパン・eスポーツ・チームライセンス
このライセンスは法人でなおかつIPホルダーの承認がありJeSUが実績が十分あると認めていて、公認プロライセンス発行が妥当だと判断したチームに与えられるライセンスです。
日本におけるeスポーツの現状と今後のeスポーツの課題
eスポーツ市場規模
現在のeスポーツの市場規模は世界全体だと700億円程度だと言われており、eスポーツを観戦する観客数は3億人以上とも言われています。このことから、eスポーツの経済効果がいかに大きいかということが分かるはずです。
eスポーツの今後
今後日本でeスポーツが発展していくためには課題が山積みです。
たとえば、ライセンス発行や大会開催の他に一般の方への認知度を高める、スポンサーや賞金などの資金の調達、プロ選手への安定的な雇用の創出、プロ選手の引退後の環境整備・・などです。
つまり、eスポーツが日本で発展し定着させるためにはまずは環境の整備が重要になってくるということ。
さらに、風営法などの法律についても現在の形から多少変える必要が出てくるのは言うまでもありません。
まとめ
サッカーや野球のようなプロスポーツとしてeスポーツが今後さらに発展していくためには対戦ゲームやオンラインゲームに関心の高い世代をどうすれば取り込むことができるのかが最大の課題になると言えます。
今後eスポーツがどう発展していくか期待したいですね。