国体で開催されるまでに認知度が高まったeスポーツ!競技タイトルは?
2019年に開催される茨城国体において、eスポーツ大会が開催されることが正式に決定しました。今回は、国体で開催されるeスポーツについて解説していきます。また、茨城国体で開催されるeスポーツの競技タイトルについても合わせて説明していきます。
目次[非表示]
- 1.茨城国体2019で正式決定されたeスポーツ大会
- 1.1.なぜeスポーツが国体へ?
- 1.2.成功すればeスポーツ界にも大きな追い風になる!
- 2.茨城国体で採用された競技タイトルは?
- 3.茨城国体2019のeスポーツ部門の概要について
- 3.1.賞金はある?参加資格は?
- 3.2.予選もある?
- 4.まとめ
茨城国体2019で正式決定されたeスポーツ大会
茨城国体2019において、eスポーツが文化プログラムの一環として開催されることになりました。ここでは、なぜeスポーツが国体の種目に選ばれたのかという点と、国体後の影響について説明していきます。
なぜeスポーツが国体へ?
まず国体(国民体育大会)で、スポーツ以外の競技が種目になるというのは、以前から行なわれていました。2017年の愛媛国体、2016年の福井国体では、愛媛県や福井県の魅力を知ってもらうための事業として展開されていました。
茨城国体では、その文化プログラムをeスポーツの認知度向上に役立てるために使うようです。2017年の愛媛国体でもeスポーツ大会が開かれましたが、一部の企業などしか参加せず、競技としてというよりも、楽しむということに重点を置いた大会でした。茨城国体では、新聞などでも大々的に報じられ、公式のeスポーツ大会として開催される見込みです。
成功すればeスポーツ界にも大きな追い風になる!
茨城国体のeスポーツ大会において、eスポーツの認知度が上がれば、eスポーツ界全体に追い風が吹くことになります。これまで敷居が高いと思われてきたeスポーツのイメージがガラリと変わる可能性もあるため、茨城国体の組織委員会や、日本eスポーツ協会などが協力して、大会の成功を目指しています。
茨城国体で採用された競技タイトルは?
茨城国体で行なわれるeスポーツ競技で採用されたゲームタイトルについて説明していきます。今回の大会では、1種類のゲームタイトルが競技種目として選ばれています。
競技タイトルはアジア大会でも結果を残したあのタイトル!
2018年に行なわれたアジア大会2018ジャカルタにおいて、eスポーツ競技がデモンストレーション競技として開催されたのは記憶に新しいですね。日本も東アジア予選から出場しており、3種目で代表選手を送り出すことに成功しています。
そして、その中の一つである「ウイニングイレブン 2018」部門において、日本代表が金メダルを獲得しました。今回の茨城国体では、「ウイニングイレブン 2018」の続編である「ウイニングイレブン 2019」が競技タイトルとして採用されることが決まっています。
ウイイレ2019について
アジア大会で行なわれたウイニングイレブン 2018と、茨城国体で採用されたウイニングイレブン2019は、ゲーム性自体はそれほど大きな変更はありません。操作方法もほぼ同じで、テクニックスキルなどが若干変更された程度で、ほとんど変わらないタイトルです。
ウイニングイレブンは、1995年の「Jリーグ実況ウイニングイレブン」から、毎年リリースされている人気サッカーゲームです。近年では海外のサッカーリーグとライセンス契約を結び、ウルグアイリーグやスイスリーグなど、あまり日本人になじみのない世界各国のサッカーリーグでのプレイをすることもできるようになりました。
今回の茨城国体では、eスポーツ関連組織の他に、日本サッカー協会も共同主催として協力しています。ゲームのサッカーと、リアルなサッカーが手を組んだ画期的な大会を目指しているようです。
茨城国体2019のeスポーツ部門の概要について
既に発表されている茨城国体2019のeスポーツ部門の概要について説明していきます。どのようなレギュレーションでeスポーツ「ウイニングイレブン2019」が行なわれるのでしょうか?
賞金はある?参加資格は?
大会の概要は以下です。
■大会
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI
■使用タイトル
ウイニングイレブン 2019
※3人1組(CO-OPモード)による団体戦
※実施競技は今後、増える可能性あり。
■プラットフォーム
PS4
■大会開催部門
(1)オープンの部=年齢制限なし
(2)少年の部=高等学校等に在籍する者
■表彰
入賞チームへの表彰
※賞金はなし
■主催
いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会実行委員会
一般社団法人 日本eスポーツ連合
公益財団法人 日本サッカー協会
現状で決まっているのは、これだけです。使用タイトルの「※」にもあるように、ウイニングイレブン以外のeスポーツタイトルも選ばれる可能性もあります。賞金はありませんが、各都道府県の代表として、ウイニングイレブン最強の座を射止めるチームを募集しています。
予選もある?
今回の大会では、各都道府県代表を決める予選会が開催されます。国体の開催日程は10月4日~6日ですので、それより前の4月~9月にかけて予選会が開かれるようです。予選会は、オンラインとオフラインで行なわれ、都道府県によって予選会の方法が異なるとも発表されています。
都道府県予選会の方法は、2019年2月から随時発表。各都道府県の予選会に参加して、県代表の座を勝ち取らなければならないため、熾烈な争いが繰り広げられることでしょう。
予選会の模様は、ネット配信などで行なわれる可能性もあります。見るだけでも楽しいのがeスポーツの魅力ですので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか?
まとめ
ついに国体にまで採用されたeスポーツ。2024年のパリオリンピックに向けた大会の実績づくりは既に始まっているということですね。日本の各県の代表者が一堂に集い、ウイニングイレブン最強を決める茨城国体2019。ゲームファン、サッカーファンならずとも必見のプログラムになりそうです。