2022年4月26日、Valveは同社の携帯ゲーム機「Steam Deck」について、OSと「Steam」のクライアント、ファームウェアのアップデートを実施した。今回のOSのアップデートでセキュリティ機能のfTPMがサポートされ、Windows 11のインストールが可能となった。
Steam Deck Client and OS Update: Lockscreen, Power Improvements, and more
Steam Deckではサポート外ながらWindowsのインストールが可能だとアナウンスされており、Windows用のデバイスドライバーも公開されている。しかしWindows 11のインストールに必須のfTPMが利用できないため、従来はWindows 10のみ利用できる状態だった。今回のアップデートで晴れてWindows 11も可能になった形だ。
そのほか、今回のアップデートではスリープからの復帰時などに表示するロック画面の追加や21言語のキーボードレイアウトの追加、フレンド関連のメニューの整理などが行われいる。スペック条件を満たしていないmicroSDカードを利用しようとした際や給電能力の足りないACアダプターを検出した際など、問題のある状況で通知を出す機能も搭載された。
Steam Deckは初期出荷地域で順次出荷されているが、日本での発売時期は未定。その間にも様々なアップデートが行われているため、国内で購入可能になる頃にはソフトもこなれて使いやすくなっていると期待できそうだ。
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Reported by 宮川泰明(SPOOL)
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