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【Oxygen Not Included】食料どころか酸素も自足自給!? シビアでリアルな未開惑星の地下空間開発シミュレーションをレビュー!

公開日:2020/12/24

概要

 食べ物、水、電気、インターネット、身近にあるものの重要さに気づくことは難しい。食べることすら大変な世界はどうなるか、サバイバルゲームはifの世界を通じて我々に食料の大切さを教えてくれる。直近では稲作アクションゲームが話題になり、普段我々が口にしているお米の大切さを知ったプレイヤーも多いのではないだろうか。今回紹介するサバイバルシミュレーションゲーム『Oxygen Not Included』が扱うメインテーマはズバリ『酸素』。カナダのゲーム会社Klei Entertainmentが開発した、シビアでリアルな未開惑星の地下空間開発体験を紹介しよう。

 

日本語化MOD

 本作『Oxygen Not Included』は公式に日本語化こそされていないが、有志によって日本語化MODが制作されており、本記事中のゲーム画像は日本語化MODを適用している。日本語化MODのURLについては記事の最後に記載している。

 

ゲーム開始まで

 ゲーム開始にあたって、まずゲームモードと惑星の選択を行う。

 ゲームモードは「サバイバル」と「楽勝」がある。筆者は初プレイ時に楽勝を選択してみたが、労働者のステータスが大幅に向上しており、呼吸不可の天然ガスの中、食事も与えず24時間不眠不休で労働させ続けても全く死ぬ気配がなかった。Easyモードというより無敵モードと思ってもらったほうがいいだろう。文字通り楽勝になってしまいサバイバルの醍醐味が薄れてしまうので、初プレイだとしてもゲームモードはサバイバルの選択を推奨する。

 

 次に惑星を選択する。惑星は全部で10種類あり、右に行けば行くほど氷土やマグマといった過酷な環境になり生存のための難易度が上がっていく。惑星の地形はプレイ毎にランダム生成となっており、全く同じ攻略方法は通用しない。

 

 惑星を決定したらゲーム開始。

ゲーム内容

 本作においてプレイヤーは、神視点から労働者達に作業指示を行い、未開惑星の地下を開拓していく。ゲーム開始時にまず3人の労働者が与えられる。

 キャラクターは労働者と一括りにすることはできないほど個性豊かだ。建築・農業・採掘といった得意な作業分野や、好きなこと嫌いなこと、アレルギーや持病など細かくステータスが設定されており、各キャラクターの長所と短所を把握することは作業の効率化に繋がる。

 

 次に、プレイヤーが労働者に出せる指示のうち、基本的なものをまず紹介する。労働者達は与えられた指示に従い、リアルタイムに行動していく。停止ボタンや倍速モードもあるため、適宜ゲーム速度を変更しながら指示を出していくことになる。

 

採掘

 指定した範囲の地形を掘削し、砂岩や緑藻といった資源に変換する。労働者はスコップではなく謎のビームにより採掘を行うため、多少の高低差は問題としない。地形の中には初期状態では掘削できない固い岩盤などもあり、後述するキャラクタースキルの向上を通じて採掘可能となる。

 

建築

 採掘した資源を消費することで、様々なオブジェクトを制作できる。画像では「梯子」と「簡易ベット」を制作している。オブジェクトの種類は非常に多く、技術研究や新しい資源獲得に応じて建築可能なオブジェクトは増加していく。

 基本的な操作はこの二つとなる。採掘により地下空間を拡張し、そのスペースにオブジェクトを建造していくことで、少しずつ地下生活を豊かにしていく、というのが本作の基本的な流れとなる。

 一定時間経過ごとに、画面中央の謎ワープポータルから追加の人員が転送され人手が増加する。人が増えればやれることが増えるため、より拡張が進んでいく。ここまでであればよくある拡大再生産のシミュレーションゲームの一つだ。

 ただし、労働者は不眠不休で無尽蔵に働き続けられるわけではない。もちろん、食事は必要だし休息も必要だ。しかし、ご飯を食べて寝れば一生働き続けられる、というわけではないのが本作の意地悪なところ。

 

 続いて、本作でプレイヤーが管理しなければならないリソースの「一部」を紹介していく。

 

酸素

 ゲーム名にもある通り、本作において最も重要なリソースの一つ。なにせ、ここは地下空間。酸素は限られた量しか存在しない。

 各マスごとに空気中の成分が設定されており、残りの酸素含有量なども表示されている。この数字は、何もしなければゲームの進行と共に少しずつ減っていき、労働者達は酸欠となってしまう。

 画像はF1キーで表示できる酸素量表示モードで、酸素が多ければ水色、二酸化炭素が多ければ赤色となる。この状況を解決するには、酸素散布装置を建築する必要がある。

 酸素散布装置は、地形から採取した緑藻を取り入れ酸素を排出する。ただし、装置の運転には電力が必要。続いて電力の説明に移る。

 

電力

 電力は、初期状態であれば「人力発電機」の上で労働者がハムスターのように走ることで生成できる。その上で、発電機と装置の間を「電線」で接続することで、ようやく装置が稼働する。

 この「電線」が曲者で、無計画に配線してしまうと、新しく装置を建築した際に見栄えも悪いし色々と困ることとなる。筆者は二回目のプレイで、とりあえず床タイルの中を通せば綺麗に見えることに気づいた。電線を地中に埋めるのはこのためだったんだなぁ。ここはどこでも地下なのだけれど。

 

食料

 サバイバルシミュレーションにおいて重要なリソースになりがちの食料、もちろん本作でも重要な要素ではあるが、「微生物粉砕機」という土から食料を生成してくれる機械があるため、序盤の段階ではそこまで苦労を感じなかった。

 

他の要素

 ここまでが最序盤に意識することになる基本要素の説明となる。紹介しきれなかったが、トイレ・お手洗いを用意してあげないと衛生面が悪くなったり、冷たい水の中で作業させると風邪を引いたりと、管理しなければならないリソースの種類が膨大なことが本作の特徴で、どれか一つが欠けるだけでも、労働者達は少しずつ生命力を失っていく。労働者はそれでも頑張ってくれるものの、管理者としては細かい変化に気を配り、良い労働環境を作り上げていくことが必要だ。

 

 次に、筆者が本作に感じた魅力を紹介する。

 

本作の魅力

 本作の魅力は、「自由度の高さ」「ゆるやかな崩壊のリアルさ」の二つ。

 

 本作は、建物の配置のや各種インフラの配線など、プレイヤーの裁量で行える部分が非常に多い。ゲーム説明部分では触れられなかったが、労働者の作業優先度なども細かく設定でき、掃除を優先するべきか、開拓を優先するべきか、といった意思決定においても今後を見通した上での状況判断が求められる。

 画像は筆者が今遊んでいるゲームの状況。プレイ経験は浅いため、上級者プレイヤーから見ればお粗末かもしれないが、何回かプレイを繰り返すことで得た学びを少しずつ活かしている。こだわりポイントは画像左中央のあたり、酸素発生装置を少し低い位置に埋めていること。酸素は二酸化炭素よりも軽く、同じ位置に建築してしまうとすぐ酸素が薄くなってしまうため、低い位置に建築するという工夫を行ってみた。この工夫がそもそも有効かどうかというのは分からないが、自由に創意工夫が行えるのは本作の大きな魅力の一つだ。

 

 次に、「ゆるやかな崩壊のリアルさ」について、本作は地下を開拓し文明を発展せ労働者を増やしていくことが基本サイクルとなるが、最初の3人だけが使うことを想定して設備を用意した結果、増え続ける労働者に設備が耐えられなくなっていく。そうなると、人員の増加に合わせて少しずつ設備を増築していくことになるが、いかんせん管理するリソースが多いため、油断するとすぐ抜け漏れが発生する。

 

 恐ろしいのは、この抜け漏れが発生した際にどうなるかだ。ミスに対して、分かりやすいアラートを出し、プレイヤーに素早い改善を促すのがゲームの常だが、本作はすぐに叱ってくれない。

 

 仮にプレイヤーがトイレの増築を怠りトイレが不足している状態だとしても、労働者達はうまいこと順番にトイレを使用することでしばらくは平和が保たれる。

 ただ、ある日、労働者の増加と複数のトイレづまり(トイレ掃除を行うまで使用不可になる)トラブルの同時発生により、労働者の我慢が限界に達してしまうと、労働者は「失禁」してしまう。周囲は水浸しになり、不衛生な環境に労働者は体調を崩し、安定稼働していたかに見えた地下施設はまたたくまに地獄となる。プレイヤーのミスが、取り返しのつかないタイミングになってから表出するゲームデザインの底意地の悪さ、リアルさにはただただ感服するばかりだ。

 

筆者が今直面している危機

 「ゆるやかな崩壊」の一例として、筆者が今直面している現状を紹介する。

 画像左下にあるアコーディオンのような装置は「石炭発電機」だ。もはや数人の労働者がコロコロ走り回るだけでは設備全体で消費される電力を賄いきれなくなったため、技術レベルを進歩させ、人力ではなく石炭燃料から莫大な電気を生み出せるようにした。石炭発電により、当面の電力問題はまたたくまに解決した。使い切れない量の電力がバッテリーに充電され、皆が就寝中でも酸素が散布され続けるようになった。すごいぞ石炭発電。

 ただ、光あれば影もあり、石炭発電機を設置する際、排気について何も考えていなかった施設の空気は、だんだんと黒い煙に汚染され続けている。労働者も少しずつ不調を訴えはじめているが、人力発電に戻ろうにも増えた労働者の生命維持ができるほどの電力を生み出すことはできない。次のゲームでは、ちゃんと排気を考えた上で発電機を切り替えようと思いながら、少しずつ黒くなっていく施設を今も見守っている。この「やっちまったなぁ」感がたまらない。

 

本作のちょっと惜しいところ

 本作の惜しい点として、設備の使い方の説明が少し不足しているように思える。基本的な操作についてはゲーム中にチュートリアル動画が用意されているものの、技術進歩によって使用可能になる「水道管」「排気」などについても最低限のチュートリアルが欲しいと思ってしまった。

 画像は絶対間違ってそうな水回り。

 

まとめ

 ちょっと意地悪で歯ごたえのあるサバイバルシミュレーション。トラブルが起きてから対処するのではなく、トラブルが発生しないよう遠い未来を見据えて計画を立てることが好きなプレイヤーにはオススメの一作だ。

 

Steam公式サイト

Steam:Oxygen Not Included

 

Klei Entertainmentのページ(リンク先英語):

Klei - It rhymes with play | Klei Entertainment

Reported by 田中 拳
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