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【対談Vol.1】
愛媛県松山工業高校 メカトロ部の皆さん

ドスパラでは、数あるプログラミング大会にて優秀な成績を残したいくつかの高等学校に対し、「より良い開発環境を提供することで次代のIT産業を担う人材をサポートしたい」という想いから、ハイスペックパソコンの提供による支援を行っています。

株式会社ドスパラ代表取締役 西尾が、今回は愛媛県立松山工業高校メカトロ部へ出向き、生徒さんから色々なお話を伺ってきました。
(2017年3月16日)


  • 訪問した当日は校舎が建替え中だったため、画像は2016年5月時のもの

  • メカトロ部の活動風景
第11回 若年者ものづくり競技大会 電子回路組立て 金賞/厚生労働大臣賞
メカトロ部 部長(当時) 北本悠真さん

組立て基板を製作する物理的な作業の技量、並びに仕様書通りに動作する制御プログラムを制作するプログラミングの技量が問われるコンテストにおいて優勝。

西尾:
部長、おめでとうございます。日本一、どうですか?

北本悠真さん(以下、北本):
嬉しいです!2年生で同じ大会に出て3位だったので。もう少し上に行きたいと思って頑張りました。結果1位が取れたので、本当に良かったです。

西尾:
前年3位を取ってから、どの部分を改良して努力されましたか?

北本:
以前は課題が出ていましたが、最近は当日に課題が出されて、それを時間内に解いていきます。ですから時間配分が大事だと思っていました。2年生の時はそれが上手く出来ませんでした。基礎の部分に時間を多くとられがちですが、今回は必ず起こるトラブルに対しても、時間配分をしっかりとりました。また、トラブルが起こった際のシミュレーションも事前に行い、「何か起こってから考える」ではなく、「ここを直したらこれ位でいけるから、ここを削ってこう行こう」と、すぐに考えて行動できたことが優勝に繋がったと思います。大会は何かしらトラブルが起きるので、それを想定して臨みました。

西尾:
トラブルのパターンを経験値としてもっていて、シュミレーションを繰り返したのですね。。大会にいくつか出て、ヒヤッとした瞬間とか、「これまずいな」って思った瞬間はありますか?

北本:
あります。やはり一番多いのが、基盤をハンダ付けしている時です。プログラムは後から変えられるので、多少ミスっても大丈夫です。しかしハンダ付けをミスすると、どうにもならなくなるときがあります。ミスが分かった時は、どこをどう新たに繋げばミスをリカバリーできるのか、と考えるのが大変です

西尾:
なるほど。ミスをした場合、そこを修復することよりも、それを前提にどうやって回復するのがいいのかいう思考に切替えたのですね。そういう時に、先程のトラブルの経験値の蓄積が役立つと。

北本:
はい。時間勝負なので。

西尾:
最近作った大きなものはありますか?

北本:
今年の秋に愛媛国体があります。地元の新聞社から、「その国体まで何日何分何秒というカウントダウン装置を作ってください」という依頼を学校にいただき、作ってみました。

西尾:
難しかった?

北本:
時計を作るだけなら簡単です。でもいろいろ工夫して、時刻がずれないようにGPSで時間を取ったりしました。

西尾:
作り方は、どこから得るのですか?

北本:
本もありますけど、基本はネットで調べています。

西尾:
一番工夫した部分はどこですか?

北本:
肝心の時計部分じゃないんですけど(笑い)。電波時計の部分はすぐにできましたが、一番時間がかかったのが電光掲示板です。その時計のユニットに、もうひとつ外付けで電光掲示板を付けたくて、専用のユニットを輸入して買いました。いざメッセージを流そうとしたら、輸入品なのでサンプルワードが英語だけ(笑い)。なので、漢字も流れる日本語のプログラムを作りました。それが一番大変でした。漢字を含めて日本語をどうやって表示させるかとか。文字はマイコンから制御させて表示させます。英語だけだと30文字強しか入っていないので、マイコンのロムにも収まりますが、漢字となるとものすごい数になります。SDカードにフォントのファイルを入れて、そこから読み出して表示させる形式をとりました。

西尾:
大会の優勝も凄いけど、これも凄いね!

第37回 全国高校生プログラミングコンテスト 優勝
メカトロ部 プログラミングコンテスト チーム代表 磯兼大輝さん

課題は対戦型のプラットフォーム「CHaser Online 2016」。オンラインによる第1次予選、第2次予選を経て行われたリアルのトーナメント決勝戦では、激戦の末に優勝。

西尾:
日本一おめでとうございます。凄いことだと思っています。何がそこまで頑張ろうと思う原動力になったのですか?

磯兼大輝さん(以下、磯兼):
僕は参加していなかったのですが、同じコンテストで去年の先輩が2位で、出来れば同じ位には行きたいなとは思っていました。

西尾:
なるほど。最低でも2位を目標とされていたのですね。先輩を超えて1位というのは凄いことですよね。

磯兼:
あまり実感はないです。(笑い)

西尾:
元々プログラムは高校入学以前から取り組んでいたのですか?

磯兼:
高校入学からです。

西尾:
なおさら凄い!数年で優勝という結果を残したのですね。では、今回優勝したゲームについて教えてください。

磯兼:
画面でプレイヤーがそれぞれ動き回って、フィールド内のアイテムを拾ったり、お互いを攻撃しあって得点をかせぎます。最終的な得点を競う対戦型ゲームです。

西尾:
コンテストはどのように行われたのですか?

磯兼:
今回は47チームが参加して一斉に予選。2次予選で半分落とされて、上位8チームで全国大会が開催されました。

西尾:
プログラミングは本を読んだり、先生に教えてもらって覚えるのですか?

磯兼:
基本的なことはネットや本で調べて、その後は自分で想像してつくっていくというか。部活の時間はずっと作っています。平日は3時間。土日もどちらか1日来てます。

西尾:
土日も来るの?

磯兼:
はい、ほぼ毎週、7時間くらい。

西尾:
1日3時間で、休みの日は7時間。毎日プログラムのことを考えているのですね。高校で3年間、一番頑張ったのはどういうことですか?

磯兼:
やはり今回のコンテストです。

西尾:
素晴らしい結果が出て、私も嬉しく思います。一段落ついて、何かしたいことはありますか?次どうしようかなとか、少し休もうかなとか?

磯兼:
何か別のことをやってみたいなと。別のプログラムを作ってみたいなと。

西尾:
本当にプログラミングが好きなんですね。(笑)

西尾:
君たちの部活動で、当社のマシンは役に立ちましたか?その点を具体的に教えてもらえると嬉しいです。

北本:
CADとか設計のソフトがあります。要求スペックが高く、今までのパソコンだと動作が重かったり、そもそも起動しなかったり問題が多かったのですが、そのあたりのレスポンスがいいのが嬉しかったです。

磯兼:
重い計算やプログラムの確認で、一斉に複数の確認をする際に、スペックの高いパソコンは止まることがないので助かりました。

西尾:
役に立てて嬉しく思います。この一年、みんなと一緒にマシンをパーツから組み立てたり、若い人の意見を聞く機会を与えられて、新鮮で楽しい経験をさせてもらっています。今後お二人の進路に様々なことが起こると思いますが、この素晴らしい部活動での経験を活かして頑張ってください。
ドスパラはこれからも支援をさせていただきます。今日は本当にありがとうございました。

北本: 磯兼:
ありがとうございました。

顧問 山岸先生:
進学にしても社会に出るにしても、どう成長するのか、とても楽しみです。能力だけでなく、精神的に強くならないといけない。わたしはもう教えることは何もないですが、頑張って欲しいと思っています。
また、こういった支援がもっと広まると嬉しいと思っています。全国の高校には、彼らのように天才と呼ばれる隠れた若者が多くいます。そういった生徒たちに、良い環境が与えられることを望みます。

西尾:
当社としても、支援を広げられるように頑張ります。

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