東京都からの措置命令についてのご説明

東京都より指摘を受けた内容につきましては、複数のケースが混在しておりますため、正しくご理解をいただけるように具体例を混じえて内容の詳細について改めてご説明をさせていただきます。

ドスパラ通販サイトでの販売において、「84,980 円（＋税）　→　 74,980 円（＋税）」のように、過去の販売価格に取消し線を付した上で、現在の販売価格を併記する方法で価格表示を行うなどしておりました。しかし、一部の商品について、取り消し線で表示した価格がドスパラ通販サイトにおいて通常販売している価格であるかのような認識を与える表示であるにもかかわらず、実際には、最近相当期間にわたって販売された実績があるとは認められないものであったとの判断を受けました。

価格表示期間について、以下のいずれかに該当するもの
①販売実績日数の不足（過去8週間のうち、4週間未満の販売実績）
②可能掲載期間の超過（販売された最後の日から2週間以上が経過）

比較対照価格：旧製品の価格
販売価格：製品スペックをアップグレードした新製品の価格となっており、同一製品において過去の販売実績が無いとみなされたもの

比較対照価格：製品単体価格
販売価格：製品単体価格＋サービス加入による値引きとなっており、同一製品において過去の販売実績が無いとみなされたもの

既存製品にマイクロソフトオフィスをプリインストールしたモデルを設定したため、
比較対象価格となる同一製品が無いとみなされたもの

https://www.dospara.co.jp/5press/img/beppyou_210330_update.pdf

2020年2月20日に東京都から不当表示の疑いについて指摘があり、翌日に全ての二重価格表示を停止いたしました。また、東京都の事実確認と並行して、2020年5月13日より原因究明のために任意に立ち上げた外部調査委員会による調査や提言に基づき策定した再発防止策を徹底しております。

代表取締役社長尾崎健介が表示管理統括責任者となり、再発を防止するために、
①社内教育の徹底　と　②管理体制の強化　を実施しております。

① 2020年6月から景表法遵守に関する社内研修を行い、同年8月の時点で「広告等の表示及び景品類の提供に関する規程」を策定致しました。
② ECサイト内に表示するキャッチコピー、広告媒体に掲載する表示、販促イベントでの表示などにおいて景品表示法基づく確認をするための管理体制を構築しております。

弊社は、措置命令を受けたことを真摯に受け止め、法令遵守意識のより一層の向上に取り組み、再発防止策を徹底してまいります。なお、今回の措置命令は弊社の通販サイトにおける表示に関するものであり、お客様にご購入いただいた商品の品質や安全性に関してのものではございません。お手元の商品につきましては、引き続き安心してご使用いただけますと幸いです。