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Radeon R9 295X2は4Kグラフィックのために作られた超ハイエンドグラフィックボード
2014年4月にリリースされたATI Radeon R9 295X2は、2016年3月時点であらゆるコンシューマー向けグラフィックボードを超えた文字通りも最も高性能なグラフィックボードです。
4Kグラフィックのコンテンツを扱うために作られた超ハイエンドグラフィックボードは一体どれほどの性能があるのでしょうか。
既存のあらゆるグラフィックボードを超えた最高のグラフィックボード
R9 295X2はR9 290XというRx 200シリーズで最も高性能なGPUをオーバークロックによって更に処理速度を高めたものを二つ搭載したグラフィックボードです。
グラフィックメモリは8GBなのであらゆるゲームで必要とされるメモリ容量を確保し、二つあるGPUで画像情報を並列処理することで単体のグラフィックボードでありながら、グラフィックボードを二枚並列接続したグラフィックボードと同等の性能を発揮することができるようになっています。
これにはRadeonシリーズはもちろん、GeForce最高峰のTITAN ZやTITAN Xでも敵わず、GTX980 Tiも遠く及びません。
ベンチマークでも他機種を突き放しており、性能比較をするためには他のハイエンドグラフィックボードを並列接続しなければならないほどです。
あらゆるベンチマークテストで最高の成績をマークしていますが、その値段は実に20万円を超え、それだけでハイエンドのゲーミングPCが買えるほどの価格となっています。
値は張りますが、ある意味ロマンあふれるグラフィックボードと言えるかもしれません。
消費電力は500Wで簡易液冷ユニット搭載
R9 295X2で驚くべきは性能だけではありません。
消費電力が実に500Wとなっており、消費電力も2016年3月時点で既存のグラフィックボード中トップです。
これは発熱量もとんでもないことを意味しており、なんと簡易の液冷ユニットが標準搭載されています。
CPU用の液冷ユニットは存在しますが、GPUに液冷ユニットを標準搭載させるというのも驚きです。
液冷搭載のグラフィックボードはサードパーティ製でも稀であり、ましてリファレンスモデルから液冷ユニットを搭載させるというのも前例がないでしょう。
しかし、そのおかげでグラフィックボードの性能がいかんなく発揮できるようになっており、発熱量の割には騒音も少ない設計になっています。
ただ、冷却ユニットに加えてやたらと大きなグラフィックボードに冷却液を循環させるホースまであり、このグラフィックボードを搭載させるだけでも一苦労です。
4K以上のグラフィックで使うことを前提に
Radeon R9 295X2というグラフィックボードは使用範囲が広く、高品質なゲームグラフィックや要求スペックの高いクリエイティブな環境でも柔軟に対応することが出来ます。
どんな使い方をするにしても今後必要になるのは「4K以上の解像度」になります。
というのも、4K以下のグラフィックを処理するだけであれば、もっと安価なグラフィックボードで事足ります。
わざわざ20万円以上するR9 295X2を買う必要はありません。
つまり、R9 295X2を購入してその能力を十分に発揮させるためには4K以上必要だということです。
ベンチマークテストでも、解像度が低ければ低いほど、グラフィックボードにかかる負荷が低ければ低いほど、他のグラフィックボードの差が小さくなっています。
ロマンあふれるグラフィックボードを買ったからには、ロマンあふれるゲームプレイを追求したところですね。
R9 295X2というグラフィックボードは性能的にも、消費電力的にも、冷却機能的にも、価格的にも既存のグラフィックボードの常識を越えています。
用途もやや特殊になってきますが、大画面のディスプレイで4Kや8K以上のグラフィックでゲームプレイをするなら20万出しても買う価値があるかもしれません。
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