
横(通常のATXケースであればケース前面方向)からCPUクーラーに風を吹き付けます。このためケース内のエアフロー(空気の流れ)を乱すことなく冷却を行なうことが可能です。
【ポイント!】
CPUの垂直方向は他のパーツとの干渉が少ないので、よりヒートシンクの大きな製品が取付可能です。これにより、高い冷却性能を期待でき、さらに大型のファンを取り付けることも可能です。
・デメリット
大きな製品の場合、幅の足りないPCケースでは収まらない場合があります。

真上(通常のATXケースであればサイドパネル側)からCPUクーラーに風を吹き付けます。このため近くに配置されているチップセットやメモリーなどにも冷却効果があるといわれています。
・デメリット
ケース内の空気の流れ(前面吸気→後方排気)が乱れることにより、ケース内全体の冷却がうまく機能しない場合があります。

CPUの熱を空気ではなく液体に伝えて冷却を行います。液体の熱しやすく冷めやすい性質を利用しているため、より効率的な冷却が可能です。
・デメリット
一般に定期的なメンテナンスが必要です。特に液体を通すチューブは経年劣化が起こりやすく注意が必要です。
また冷却の効果はCPUのみに働くため、ケース内のエアフローは別でしっかりと行なう必要があります。

1.CPUクーラーのサイズ
・周辺パーツに干渉しないかどうか
・PCケースに収まる高さかどうか
2.取り付け方法
■プッシュピン方式
マザーボードの取り付け箇所にピンを差し込むだけで固定、取り付けが完了できます。

■バックプレート固定式
比較的重量のある製品で採用されている取り付け方法です。
CPUクーラーをピンではなくネジで固定するため、固定用の土台をマザーボードの裏側から設置します。
作業に多少慣れが必要ですが、ピン固定に比べマザーボードのたわみも起こりづらく安定します。
