
Core i5⁄i3 シリーズの特徴として、まず第一にCPUにグラフィック機能が内蔵されたことが挙げられます。
Core i7 870⁄860、i5 750 は、製造プロセス(回路の線幅)が45nmで製造されていますが、Core i5⁄i3 シリーズはこれがさらに縮小。
32nmプロセスで製造されるCPUコア・45nmプロセスで製造されるグラフィックコアの両方で構成されるCPUとなります。
このため、従来のグラフィックカードを使用したシステムと比較して省電力が期待でき、3D描画性能も従来の内蔵GPUに比べ向上しています。
さらに新Core i5⁄i3シリーズは、従来のCore i7シリーズ同様ハイパースレッディング機能も搭載し、2(デュアル)コアながら4スレッド分の処理が可能です。
また、新Core i5シリーズでは、従来のCore i7⁄i5シリーズで実装された Intel Turbo Boost Technology も搭載。これにより、単一スレッドで高付加の処理を必要とする場合には、ターボブースト機能によりCPUコアのクロックを引き上げ、複数スレッドの処理を必要とする場合には、ハイパースレッディング機能により4スレッドで複数処理を行なう、といった状況に即した処理が可能になります。