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360度動画の編集にハイパワーなPCを導入

カディンチェ株式会社

360度動画の編集にハイパワーなPCを導入

360度映像の編集用PCには、高性能で安定した動作が求められる。
ふたつの難問に応えるPCとして選ばれていたのは
raytrekとGALLERIAでした。

空間表現技術の最先端を走るカディンチェ株式会社
VRの映像撮影から編集、そしてアプリ制作まで、一元化したコンテンツ開発を手がけるカディンチェ株式会社。最大で8Kのデータを扱う360度映像の編集用PCには、高性能で安定した動作が求められる。そんなふたつの難問に応えるPCとして選ばれていたのはraytrekとGALLERIAでした。

カディンチェ株式会社
代表取締役社長 青木崇行

360度動画の編集には、ハイパワーなPCがあったほうが断然有利です。

──まずは御社のおもな事業内容を教えてください。

青木崇行氏(以下、青木) 弊社は2008年に起業したベンチャーで、VR関連の事業に重きを置いた開発やサービスの提供をしています。現在メンバーは12人ほどで、360度動画の制作、バーチャルリアリティ(以下、VR)に関するクラウドサービス、ヘッドマウントディスプレイ用のアプリケーション開発などがおもな事業になっています。

──Webを拝見したところ、プリンスホテル様のVRコンテンツ制作を手がけられているようですが、これはプリンスホテル様から制作依頼が来たのでしょうか?

青木 はい、これは全国にあるプリンスホテル様のウェディング施設を、いつでもどこでもVRで見られるといったコンテンツで、プリンスホテル様からご 依頼いただきました。もちろんコンテンツによっては、弊社からご相談させていただいて開発を手がけるということもありますが、あまり営業に強い会社ではありませんので、お客様からお声がけいただいて開発を請け負うケースが多いですね。

──360度VRコンテンツを制作する場合、撮影、編集も御社で行なっている のでしょうか?

青木 はい。ハードウェアの開発はしていないので、カメラはすべて市販品を使っています。以前は360度の撮影をするために、『GoPro』を6台つなげて使用していましたが、現在は一体型の製品があるのでそれを使って撮影しています。編集についてもコンテンツを制作するため弊社で行なっています。

──プリンスホテルの式場撮影時にはどんな機材を使われたのですか?

青木 『Insta360 Pro』という6つの魚眼レンズを搭載したカメラです。このカメラを使用すると、8K(7680×3840ドット)で360度撮影が可能なので、高解像度でダイナミックな体験コンテンツが制作できます。

──撮影を行い編集を経て、コンテンツとして提供されるまでの期間は、どれくらいなのでしょうか?

青木 現在では1ヵ月以内にコンテンツを完成させることが可能です。以前は、複数のカメラで撮影した映像を、ひとつの映像にするスティッチングとい う作業が必要でした。これは映像と映像のつなぎ目をきれいに処理するための作業なのですが、これに1~2週間もの時間を費やしていました。しかし今は、カメラの中でスティッチングが行われるため、制作時間が大幅に短縮されています。

──スティッチングは、非常に処理が重くなるため、かなりハイスペックなPCが要求されると聞いていますが……。

青木 そうですね。スティッチングは360度映像のキモでもあるので、正確でキレイなつなぎ目処理が必要です。ただマシンパワーが低いと作業がまったく進まないので、ハイパワーなPCがあるほうがいいです。

──先ほどのお話では、最近ではスティッチングが必要ないとお伺いしました。ということは、現在ではハイスペックなPCは必要ないということでしょうか?

青木 いえ、スティッチングは必要なくなりましたが、映像の水平 を調整する場合などでは、解像度が高いため処理が重くなります。また、360度ではなく、250度の画角を持ったレンズを使う場合、魚眼映像を360度のエクイレクタングラーフォーマットに変換する必要があります。この変換にはあるソフトを使用しますが、GPUによる演算が可能なので、処理速度の速いグラフィックボードが搭載されたPCでフォーマット変換を行なうほうが、断然編集時間が早くなります。もちろん動画編集の際にも、Adobe製品などを使用するため、CPUパワーだけで無くGPUのパワーも必要になります。また3DCGを表示させるVRコンテンツを制作しているときには、リアルタイムレンダリングで表示させることもあるため、CGのレンダリングにはやはり、速いPCがあったほうがいいですね。

──360度コンテンツだけでなく3DCGを使った開発案件も多いのでしょうか?

青木 はい。もともとは実写コンテンツばかり請け負っていたので すが、3DCGコンテンツが世の中のニーズとして増えてきたようで、弊社でも扱うことが多くなってきました。VRディスプレイの『zSpace』を使って、セイコーさんの時計の3Dシミュレーターを作ったりもしましたし、最近ではバーチャルYoutuberの3Dモデルを動かすようなコンテンツを手がけたりしています。

開発者のデスク横にはraytrekのPCが用意されている。VRや3DCGを扱ったコンテンツを開発する際には、どうしても高速なGPUを搭載したPCが必要となる。また、ハイスペックなPCの安定動作には、安定したエアフローを持つケースと高品質な電源が必須だ。
ディープラーニングに使用されているPC。GeForce GTX TITAN Xを2枚差しして、演算に特化させたPC構成となっている。描画性能だけでいえば、より高速なGPUがすでに登場しているが、演算性能ではいまだにトップの実力を持つため開発現場では不可欠なパーツといえる。
raytrek&GALLERIAシリーズは
コストパフォーマンスのよいPCとして最高ですね。

──御社ではサードウェーブのクリエイターPC raytrekや、GALLERIAを編集用PCとして使用されていますが、これはスペック的に申し分ないということでしょうか?

青木 そうですね。もちろん、PCは速ければ速いほど助かりますので、現状のスペックで満足しているというわけではありません。ですがコストがかかりすぎては困ります。じつは以前、編集用に使用していたBTOモデルのPCがあったのですが、幾度となく故障して作業を中断せざるを得なくなり、困ったことがありました。そこでPCをリプレースする際に、BTOで必要なパーツを組み合わせることができ、かつコストパフォーマンスのよいPCとして、raytrekやGALLERIAを選択しました。

──現在のPCはどのようなハードウェア構成でしょうか?

青木 CPUはCore i7 8700Kを搭載し、グラフィックボードとしてGeForce GTX TITAN Xを搭載しているモデルになります。

──PCは開発者ひとりに対して1台用意されているのでしょうか?

青木 そうですね。以前Microsoft Hololensを使って、ライブ動画の360度ビューアーをリコーさんと一緒に制作したり、建築現場に行くと完成した建物がHololensを通して見られるといったコンテンツを制作しました。Hololensを始め、Oculus rift、HTC VIVEといったヘッドマウント系コンテンツの開発には、『Unity』を使うことがほとんどです。UnityはWindows上で動かしますし、ヘッドマウント内に表示するコンテンツはほとんど3DCGなので、どうしてもGPUを搭載したWindowsPCがエンジニアひとりひとりに必要となります。最近弊社で取り組んでいるディープラーニング系の開発の場合は、1台の速いPCを用意して、開発者複数人でそのPCにタスクを投げればいいので、1台だけGeForce GTX TITAN Xを2枚差ししたPCを用意して使用しています。

──創業10年目というお話でしたが、PCをずっと使われていてなにか大きな流れといったものを感じられていますか?

青木 そうですね。GPUは着実に進化していますが、CPUはあんまり進化していないように感じます。カメラの進化はだいたい2~3年に1回のブレークスルーがあって、弊社が扱う360度カメラも、最初の仕様は2Kでしたが、4Kになって、8Kになってきた。次はどうなるかわからないですけども。

──カメラの進化にPCはついていけていると思いますか?

青木 8Kのデータを取り扱っていると、もっともっと速いPCがほしいと思ってしまいますね。PCの処理待ちというか、PC自体がボトルネックになっている感覚があるので、全体的にもっと速いスペックのPCが登場してほしいと思います。

代表取締役社長の青木崇行氏。博士(政策・メディア)。元々は大手電機 メーカーの研究所で、画像処理の技術研究を行っていたが退職。研究所での同僚と共に、2008年8月にカディンチェ株式会社を企業。自分たちの研究や製品を、世の中にダイレクトに届けるため日々奮闘している。

※文中記載の組織名・所属・役職等はすべて2018年時点(インタビュー時)のものです。

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