大型ラジエーター採用の簡易水冷キットThermaltake「Water 3.0 Ultimate」取り付けレビュー

株式会社アスクのご協力により、Thermaltake社の簡易水冷キット、Water 3.0 Ultimate(CL-W007-PL12BL-A)をお借りできたので、ケースへの取り付けを行った。取り付けの流れや注意点を中心にお伝えしたい。

まず製品のスペックだが、ラジエーター部分について、サイズは393×120×27mm(幅×奥行き×高さ)、材質はアルミニウム、搭載するファンは120mm×3(PWM対応)、回転数は1,000~2,000rpm。ウォーターブロック部分について、内蔵ポンプのポンプスピードは3,600±150rpm、材質は銅。チューブ部分について、長さは326mm、材質はゴム。対応CPUソケットはIntelがLGA2011/1366/1156/1155/1150、AMDがFM2+/FM2/FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2。TDP 280WまでのCPUに対応する。重量は1.32kg。

また、今回取り付けを行ったのは、デジノス社製ゲームパソコンGALLERIAのハイエンドモデルで採用されているGR oneケースのベースモデル。
詳細は下記ドスパラのWEBページ中段、「GR one」の項目をご覧いただきたい。
http://www.dospara.co.jp/5info/share.php?contents=comp_case

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なお、本水冷キットは、120mmファンを3個並べて取り付けることが可能な360mmラジエーターを搭載したことにより、冷却能力を高めている反面、360mmラジエーターが取り付け可能なPCケースを用意する必要があり、ケースによっては取り付けができない場合もあるため、取り付け可能かどうか事前に調べておくことをおすすめする。実際に弊誌にて取り付けを行った際に、いくつかのPCケースで取り付けが不可能だったため注意が必要だ。
株式会社アスクが2014年6月に公開している取り付け検証済みPCケースは下記の通りである。



メーカー名 製品名
Thermaltake Urban T81、Core V71
Coolermaster COSMOS SE、COSMOS II、HAF X
Fractal Design ARC XL
Corsair Obsidian 760T・750D・900D
NZXT Phantom 630、Phantom 820、H630、Source 530、Switch 810

 

さて、本旨の取り付けを行っていく。CPUソケットによりマザーボード固定用のパーツが異なるため同梱物のマニュアルを確認する。今回はLGA1150の構成であるため、画像のIntel用パーツを利用する。

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部品を組み合わせる際の向きにも注意が必要。画像の左側が正しい組み合わせ。右側が間違った組み合わせ。間違った組み合わせの場合、正常に取り付けられないため注意する。

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左側が正常、右側が間違い

 

向きに注意し、四隅にパーツを取り付ける。

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次に固定用のネジを取り付ける。これもCPUソケットにより使用するネジが異なるため注意。LGA1150の構成の場合は画像左側のネジを使用する。

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LGA1150の場合は左側のネジ

 

このネジも四隅に取り付ける。

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続いてウォーターブロック部分にある溝に先ほどネジを取り付けたパーツのツメを引っかける。

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そこへリング状のパーツで固定する。

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続いてマザーボードへの取り付けを行う。
まず、バックプレートに両面テープでパーツを取り付ける。

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そしてウォーターブロック部分をCPUソケットへネジで固定し、マザーボードへの取り付けは完了。

 

ラジエーター部分にファンを取り付けて、ケースへ取り付ける前の準備は完了となる。
ちなみに、付属しているファンはThermaltakeオリジナルのダブルカーブファンで、従来のファンに比べて風量を38%アップさせ、少ない回転数でもラジエーターを効率的に冷却することが可能だという。

 

最後にケースへの取り付けだが、これは取り付けるPCケースやマザーボードにより難易度は変わるだろう。今回使用したケースの場合、ケース内部の取り回しが行いやすく、取り付けを困難に感じる場面はなかった。
画像はケース天板へラジエーター部分を取り付けたもの。ラジエーター部分を除けば、通常のマザーボードの取り付けと変わりないため問題ないだろう。
これで水冷キットの取り付けは完了である。

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ケースへの取り付け完了まで、マニュアルを見ながら取り付け作業を行ったため、作業時間として短いわけではなかったが、決して難しい作業ではなく、簡易・簡単取付という謳い文句に違和感は感じなかった。

ご覧いただいている方の中には「水冷」というワードで取り付け難易度が高いと感じ避けてきたという方もいるのではないだろうか。
本製品は取り付け可能なPCケースが必要という前提はあるものの、メンテナンスフリーということもあり、お手軽に水冷パソコンを実現する際に、おすすめできる製品である。

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・製品情報
Thermaltake Water 3.0 Ultimate


・ドスパラWEBサイト商品ページはこちら
Thermaltake Water 3.0 Ultimate

レビュー / コラム

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