【製品レビュー】A10-7870Kの3D性能検証

パッケージ
AMD A10-7870K
メーカー名&URL
AMD:http://www.amd.com/jp/Pages/AMDHomePage.aspx

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最近暑くなってきたため、エアコン(ドライ)を使い始めた(酒)です。皆さんも暑さで体調を崩さない様ご注意ください。今回は、5/29に登場したAMDの新APU「A10-7870K(以下7870K)」をレビューします。

●「Godavari(Kaveri Refresh)」搭載の最新APU


この7870Kは、新コア「Godavari」を採用するAPUの最上位モデルです。末尾に「K」がある倍率ロックフリー製品で、いわゆるオーバークロック(以下OC)に対応しています。なお、「Godavari」というコードは「Kaveri Refresh」とも呼ばれており、その名の通り「Kaveri」の改良版と言えます。主なスペックは以下の通りです。


  CPUクロック(定格・Turbo Core) GPUシェーダ数 GPUクロック 対応メモリ TDP
A10-7870K 3.9GHz、4.1GHz 512 866MHz DDR3-2133 95W
A10-7850K 3.7GHz、4.0GHz 512 720MHz DDR3-2133 95W
A10-7800 3.5GHz、3.9GHz 512 720MHz DDR3-2133 65W
A8-7650K 3.3GHz、3.9GHz 384 720MHz DDR3-2133 95W
A8-7600 3.1GHz、3.8GHz 384 720MHz DDR3-2133 65W

※7870K・7850KのメモリはAMP(AMD Memory Profile)設定でDDR3-2400にも対応。

7870Kは7850Kと比べ、CPU側だけでなくGPUのクロックも向上しており、これにより3D性能の向上が期待できます。また、新たにDirectX 12への対応や、モニタ解像度より高解像度でレンダリングを行いモニタサイズに圧縮して画面を綺麗に表示する「VSR」、そしてRADEON R9との組み合わせで3D性能が向上する「MULTIADAPTER GPU」などの新機能を搭載している点もポイントです。

付属クーラー

なお、付属クーラーはこれまでのAPUより大きく、いわゆるFXシリーズのTDP125Wクラスと同等品となりました。

ではチェックを開始します。使用PCとチェック内容は以下の通りです。比較対象は7850K・A8-7650Kを用意しました。

・使用PC
マザーボード : ASRosk FM2A88X Extreme4+ UEFI:2.60
Memory : PC3-17000(DDR3-2133) 4GBx2
ハードディスク : HGST HDS721010CLA332
電源 : XFX P1-550G-TS3X(550W 80PLUS GOLD)
OS : Windows 8.1Pro 64bit
ドライバ : Catalyst 14.12 OMEGA

・ベンチマーク
3DMark無料版 : Sky drive・Fire Strike
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐) : 解像度デフォルト(1280x720)
PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2) : デフォルト(簡易設定3、1280x720、ウインドウ) 
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV) : 標準品質デスクトップPC、1280x720、ウインドウ
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク 蒼天のイシュガルド(以下新生FFXIV蒼天)
 : DirectX 11、標準品質デスクトップPC、1280x720、ウインドウ
 : DirectX 9、 標準品質デスクトップPC、1280x720、ウインドウ
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.10 : 標準品質、1280x720、ウインドウ

・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 : OS起動後、3分ほど放置した状態
負荷時 : CPU負荷ツール「Prime95」と大討伐を同時に実行して1周するまでの最大値

・3D性能


  3DMark
Sky Driver
PSO2 v2 大討伐 新生FFXIV 新生FFXIV蒼天
Dx11・Dx9
DQX
A10-7870K 6149 5670 8546 7315 4717・6606 9206
A8-7850K 5593 5240 7722 7079 4587・6261 8695
A8-7650K 4635 4771 7022 6776 4481・5997 8543

・消費電力


  アイドル 負荷
A10-7870K 33W 162W
A10-7850K 33W 150W
A8-7650K 33W 134W

・3D性能グラフ
3D性能グラフ

●A10-7850Kから5~10%の性能向上を確認


結果はご覧の通りです。さすがに上位モデルだけあり、いずれのベンチマークも7850Kに勝っています。クロックアップの分消費電力も増えていますが、オンボードVGAでネットワークRPGをプレイできるというAPUの強みはこれまで以上に発揮されていると言えそうです。

すでに7850Kを使っている人からは買い替えるほどの差はありませんが、新規にAPU構成で組む、もしくはA4クラスなどから買い替える際には有力な製品となるでしょう。

ただし、本製品を使う際には、マザーボードがGodavariに対応している必要があります。今回使用したFM2A88X Extreme4+の場合、非対応のUEFI:2.40でも起動したのでそこから最新UEFIに更新できましたが、製品によっては起動しない可能性がありますので、予めメーカーの情報をご確認ください。


■今回紹介した製品
AMD Aシリーズ
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