独フォアベルク社、レーザーセンサーで「システマティック」に掃除するロボット掃除機「コーボルト VR200」を12月1日から国内販売

ドイツ・フォアベルク製品の独占取扱販売代理店コーボルトジャパン株式会社は、ロボット掃除機「コーボルトVR200」を12月1日(月)から、コーボルトのオンラインショップ、ショールームのほか、ヨドバシカメラなどで発売する。価格は 95,000円(税別)。2日には代官山の同社ショールームで記者説明会を行った。

 

D型シェイプのロボット掃除機。上部の丸い部分がレーザーセンサー
D型シェイプのロボット掃除機。上部の丸い部分がレーザーセンサー

ロボット掃除機「コーボルト VR200」は“D型シェイプ”(上から見ると“D”のような形)で、大きさは34×34cm、高さ9cm。従来機のVR100より1cm薄くした。重さは掃除機本体が4.2kg。運転音は約70dBA(カーペット上清掃時で測定の場合)。フォアベルク社が開発した「BLDC-8モーター」により、従来機「VR100」の2倍の吸塵力を持つという。排気は毎秒12~13リットル。

測域センサーとして本体上部にレーザーセンサーを搭載。1秒間に1,800回スキャンをして障害物を検知し、室内のマップを作成しながら移動するSLAM(移動ロボットが環境地図を作りながら同時に自己位置推定を行う技術)を行う。

http://youtu.be/mLEBlbbcpek
フォアベルク「コーボルト VR200」の動き方

システマティックに掃除をするタイプで、まず部屋の周辺部を動いて掃除したあとに、中の空間を往復しながら最短距離で掃除をしていく。同じところは1回しか通らず効率よく掃除する。動きは比較的ゆっくりだ。

前方に超音波センサー×3
前方に超音波センサー×3

側面や底面には赤外線センサー
側面や底面には赤外線センサー

レーザーや赤外線だけだと透明なガラスなどは透過してしまうが、「VR200」は本体前方には超音波センサーを3つ搭載している。赤外線センサーとも組み合わせて障害物に接触せずに移動できる。本体にもバンパーセンサーがついていて、接触したときの衝撃も和らげる。

段差乗り越え用の補助脚
段差乗り越え用の補助脚

車輪には乗り越え補助脚が付けられていて、2cmまでの障害物は乗り越えられる。レーザー部分にもバンパーがついており、家具の下などの隙間に入り込んだときにも回避が可能になった。

http://youtu.be/d8vs6uNtq2I

フォアベルク 「コーボルト VR200」 段差乗り越え

裏面
裏面。下面のブラシは本体端近くまであって24cmと幅広い。同社によれば業界最長だという。1秒間に30回転する

 

下面のブラシ
下面のブラシ。剛毛とラバーフィンが組み合わされたタイプだ

ダストボックスへのアクセスも容易。容量は0.53リットル。取り外しも簡単
ダストボックスへのアクセスも容易。容量は0.53リットル。取り外しも簡単

直接、掃除機で中を吸うこともできる
直接、掃除機で中を吸うこともできる

通常のロボット掃除機同様に取り出してゴミを捨てることもできるが、取り外さずに、ダストボックスの穴に直接、従来型掃除機の吸引口を入れて吸い取ることも可能。

改良されたフィルター。フィルター前に「プレフィルター」が付けられて、掃除がより容易になった。取り替え目安は1年に1度
改良されたフィルター。フィルター前に「プレフィルター」が付けられて、掃除がより容易になった。取り替え目安は1年に1度

本体にはハンドルもつけられ、持ち運びも容易になった
本体にはハンドルもつけられ、持ち運びも容易になった

本体上面にある小型ディスプレイ。スケジュール予約機能などもある
本体上面にある小型ディスプレイ。スケジュール予約機能などもある

VR200の下面。バッテリはこの中
VR200の下面。バッテリはこの中

連続使用時間はフル充電で60分~90分。電池はリチウムイオンバッテリで、14.4V 84wh。充電時間は約3時間で、1.5時間程度で掃除の再開が可能としている。充電池寿命は800回。バッテリ交換はメーカー送付になる。

付属の赤外線リモコン
付属の赤外線リモコン

消費電力は70Wで、エコモード運転では50W、スタンバイ状態では1.5W。赤外線リモコンが付属する。

■「プロは規則正しくシステマティックに掃除する」

コーボルト・ジャパン株式会社 代表取締役 アントン・ヤッチ氏
コーボルト・ジャパン株式会社 代表取締役 アントン・ヤッチ氏

ドイツ ブッパータール市に本社があるフォアベルク社はカーペットメーカーとして1883年に創業された会社。その後、1930年にカーペットを掃除するための家庭用掃除機を開発し、今日に至っている。いまもカーペットは作り続けている。「ホームメイク・システム」を会社の哲学とし、部屋中を掃除する器具を発売している。ドイツでは4軒に1軒の家庭に普及しており、販売網は世界70カ国以上に及ぶという。

ハンディクリーナーVC100
ハンディクリーナーVC100

メインの掃除機はVKシリーズだ。このほか、ハンディクリーナーVCシリーズ、ロボット掃除機を販売している。

コーボルトのマスコット
コーボルトのマスコット

「コーボルト」とは、ドイツ民話に伝わる家に住む妖精「コーボルディーノ」に由来する。寝ている間に家庭を掃除してくれると伝えられている。「主婦を手助けてしてくれる製品をラインナップしている」とコーボルト・ジャパン株式会社 代表取締役のアントン・ヤッチ(Jatsch Anton)氏は語った。

VR100。既に生産中止で在庫のみの販売
VR100。既に生産中止で在庫のみの販売

同社では2012年9月から「VR100」というロボット掃除機を発売している。先頃、日本の市場にも参入発表したアメリカのベンチャー・Neato Robotics社のロボット掃除機をベースにしたものだ。同社のロボットは、Neatoのロボット掃除機に、フォアベルクの掃除機ノウハウを取り入れたものになっているという。サイドブラシの技術などはフォアベルクが提供したものだという。社長のヤッチ氏は「市場に早く参入しすることが重要だと考えて、Neatoと協力した」と語った。

入ってもらいたくない所には磁気テープを使う
入ってもらいたくない所には磁気テープを使う

VR200はD型ボディシェイプとレーザーナビゲーションシステムは同じだが、部屋のなかでの動きは良くなり、強力なモーターによってきっちり掃除する掃除性能が大幅に向上し、手軽さも向上していると述べた。

VR100(左)とVR200(右)の比較
VR100(左)とVR200(右)の比較

VR100とVR200ではサイドブラシの位置も変わっており、右回りで掃除するときに、先にかき集めて集塵するかたちになった。メインブラシと壁との距離も4cmから3cmへと縮めた。「D型シェイプのほうがブラシ長を最大に取れる前方にブラシを配置することができる」と丸形の掃除機に対するアピールを行った。VR200はサイドブラシの長さが短いが、「短いほうが硬くて多くのゴミをしっかりかきだせる」と考えているという。

そして「ランダムに掃除するのはアマチュアであり、プロは規則正しくシステマティックに掃除する。それが我々の哲学だ」とレーザーレンジファインダーを使ったナビゲーション・システムに自信を見せた。またダイソンのロボット掃除機についても言及。「現時点では我々のシステムが一番進んでいる」と述べた。

ソフトウェアのアップデートはUSBメモリを使って行う
ソフトウェアのアップデートはUSBメモリを使って行う

USB経由でのソフトウェア・アップデートについてもふれて「常にアップグレードできる」と語った。

そして「非常にパワフルなので、通常の掃除機に匹敵するロボット掃除機だ。日本の家庭でも機能すると考えている」と述べた。コーボルトの掃除機能力の認知度を上げると同時に、ロボット掃除機市場のシェア5%をとっていきたいと考えているという。

会見は代官山にある同社のショールームで行われた
会見は代官山にある同社のショールームで行われた

コーボルトジャパン公式ホームページ

http://www.vorwerk.co.jp/

フォアベルク東京ショールーム
住 所:東京都渋谷区猿楽町 23-5 クレイビル 2F
TEL:03-5457-1182
営業時間:11:00~19:00(平日)/10:30~20:00(土日祝日)
(水曜定休)
URL:http://www.vorwerk.co.jp/showroom/kantou/tokyo.html

Text by 森山和道

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