肩乗りロボットや空撮カメラ。インテル、Edisonの活用例を #MFT2014 で紹介 今後 拡張基板も続々登場予定

オライリー・ジャパンが主催する個人によるものづくりの祭典「Maker Faire Tokyo 2014(MFT2014)」が、11月23日(日)~24日(月)の2日間、東京ビッグサイト西3ホールで行われた。インテル株式会社はスポンサーとしてMFT2014にブースを出展。Atom搭載の小型コンピュータ「Edison」の活用例を「SHOWCASE」として紹介していた。

インテルのプリンシパル・エンジニアMichael McCool氏によるウェアラブルなソーシャルコンパニオンロボット「Ralph」。9軸センサーを搭載
インテルのプリンシパル・エンジニアMichael McCool氏によるウェアラブルなソーシャルコンパニオンロボット「Ralph」。9軸センサーを搭載

同Michael McCool氏によるテレプレゼンス用のローバー
同Michael McCool氏によるテレプレゼンス用のローバー

バルーン型空撮カメラ「クライマックスCAMERA」
バルーン型空撮カメラ「クライマックスCAMERA」

Edisonとカメラが風船に付けられている
Edisonとカメラが風船に付けられている

Edison CanSat
Edison CanSat

Edison とソフトバンク傘下のアスラテックによるロボット制御ボード「V-Sido Connect」のコラボ
Edison とソフトバンク傘下のアスラテックによるロボット制御ボード「V-Sido Connect」のコラボ

Edisonからのロボット制御が可能になる
Edisonからのロボット制御が可能になる

会場内でもEdisonが一部無料配布されてワークショップが行われた
会場内でもEdisonが一部無料配布されてワークショップが行われた

23日には、インテル株式会社ソフトウェア&サービス事業開発本部本部長の岡崎覚氏から「Edison」と拡張ボードの解説があった。「Edison」は、35.5×25.0×3.9mm、70-pinコネクター付き基板のフォームファクターに、CPUに500MHzデュアルコアのAtom SoC、MCUに100MHzのQuarkマイクロコントローラー、1GB RAM、4GBフラッシュメモリー(eMMC)を搭載。IEEE 802.11a/b/g/nのWiFi、Bluetooh LE、合計40本のGPIOを外部インターフェイスとして搭載した製品。IoT機器の開発に適しており「小さい、繋がる、高性能」であることを特徴としている。

9月10日に発表され、国内では10月25日に発売された。インテルCEOのブライアン・クルザニッチ(Brian Krzanich)氏自身が「革新的製品を作って欲しい」とお披露目プレゼンを行ったことからも、インテルの力の入れようが分かる。

ブライアン・クルザニッチCEOがメイカーたちに活用してもらいたいとプレゼンを行った
ブライアン・クルザニッチCEOがメイカーたちに活用してもらいたいとプレゼンを行った

Arduino IDE、Intel IoT Dev Kit、Intel XDK IoT Editionなど、統合開発環境を使ってアプリケーションを開発することができる。開発言語はArduino Sketch、Javascript、Java、C/C++、Python、Ruby、MRAAなどをサポートするためのライブラリを提供している。特にウェブ系のプログラマを中心に幅広いジャンルのプログラマに評価されていると岡崎氏は語った。

Edisonの開発環境
Edisonの開発環境

Edisonは裏側に拡張ボードを繋げて使うことができる。たとえばArduino拡張ボードを付けることで、Arduinoシールドを使える。もう一つはBreakout拡張ボード。こちらは自分でハンダ付けしたり電圧変換をしたりしないといけないが小さい製品が使える。ただ、それには敷居が高いと感じる人もいる。

ArduinoとBreakoutの拡張ボード
ArduinoとBreakoutの拡張ボード

そこで、ソフトウェアプログラマ向けにインテル社内で「Eaglet」というボードを自作して検討を行ったという。コネクタを刺すだけで拡張ができる。自作が初めての人でも使えるというものだ。標準電池端子もあるため簡単にモバイル化が可能で、多くの人が使っているタブレットやお菓子の箱にもすっぽり入れることができる。

Eaglet拡張ボードを社内で製作
Eaglet拡張ボードを社内で製作

岡崎氏は振るとライトセーバーの音が出るというちょっとしたデバイスをデモした。音も右左ちゃんと振っていて、逆さまにするとシューッとしまうときの音がする。

https://www.youtube.com/watch?v=nGTCtpwW-CA

Edisonの拡張ボード「Eaglet」を使ったデモを行う岡崎氏

このボードは社内で非売品として製作したものだったが、国内初のEdison用拡張基板として、株式会社スイッチサイエンスから「スイッチサイエンス版Eaglet」として量産製品化された(リリース:菓子ケースに収まるインテル Edison用拡張基板Maker Faire Tokyo 2014にて発表)。中国Seeed TechnologyのGroveコネクタを採用。Edisonは入出力電圧に1.8Vを採用しているが、一般的な電子部品に採用されている3.3Vの入出力電圧を扱えるようにした。MFT当日も販売されたがすぐに売り切れになってしまったという。

スイッチサイエンス版「Eaglet」拡張ボード
スイッチサイエンス版「Eaglet」拡張ボード

岡崎氏はEdisonを使ったハッカソンの様子も紹介した。200を超えるMakerの人たちにメイキングをしてもらったという。「作れるだけではなく使えるもの」を目指して、今後、ウェアラブル向けの拡張ボードやドローン向け拡張ボード、ロボット用拡張ボードなどが続々登場予定とのことだ。

mk-1020145

ウェアラブル、ドローン、ロボットなどの拡張ボードもサードパーティから登場予定
ウェアラブル、ドローン、ロボットなどの拡張ボードもサードパーティから登場予定

Text by 森山和道

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