どんな方向でも自在に動ける全方向駆動歯車が自由曲面に対応~山形大学 多田隈研が「ET2014」に出展

山形大学 機械システム工学科の多田隈理一郎准教授らは、どんな方向でも自在に動ける「全方向駆動歯車」の成果を11月19日~21日の日程でパシフィコ横浜にて開催された組込み機器展「ET2014(Embedded Technology 2014)」に出展している。出展されているのは東北地方の企業を集めた「TOHOKUパビリオン」内。NECエンベデットプロダクツ株式会社の活動の一環として出展されている。

「TOHOKUパビリオン」
「TOHOKUパビリオン」

「全方向駆動歯車」は、平面に直交する歯車を切った構造で、X軸方向とY軸方向の力がそれぞれ干渉することなく滑らかに動く。これによって任意の方向に駆動力を発生させることができるというものだ。

「全方向駆動歯車」の原理
「全方向駆動歯車」の原理

全方向駆動歯車は以前から研究開発されており、これまでにも各種展示会で出展されているが、今回は新たに異なる曲率の曲面を組み合わせて構成できるようになった。これによって、さらに自由な構成が可能になった。

今回は「車載サイドミラー」をイメージした出展を行っている。サイドミラーが車体内部に出たり入ったりできるような構造になっていて、ゼロと正の曲面を組み合わせた全方向駆動歯車が用いられている。将来、自動運転車が普及したときには、自動運転時にはサイドミラーは不要になる。だから手動運転のときだけ出す、といったイメージだという。

https://www.youtube.com/watch?v=uAICaHIce_c

「車載サイドミラー」をイメージした構成

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このほか研究室では、大阪大学の多田隈建二郎助教らとも共同で、ロボットアームのエンドエフェクタ、物体搬送装置、内視鏡手術に用いる鉗子先端の作業機構など、様々な作業機械への応用を目指して研究を続けている。

NECエンベデットプロダクツ株式会社と事業化を共同研究中
NECエンベデットプロダクツ株式会社と事業化を共同研究中

Text by 森山和道

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