東京消防庁、「危機管理産業展2014」で救出ロボットをデモ

10月15日~17日の日程で東京ビッグサイトにて行われた「危機管理産業展 2014」で、東京消防庁が救出用のロボットを2機種、出展してデモを行っていた。第三消防方面本部消防救助機動部隊の装備品だ。

・検知型ロボット

一つ目は「検知型ロボット」と呼ばれる「検知型遠隔探査装置」。長さ95cm、重量20kg。走行速度は最大で時速4km。パソコンの画面を見ながら無線による遠隔操作で操縦できるロボットで、赤外線カメラそのほか各種センサーを搭載している。消防隊員が近づけない災害現場で、放射線、可燃性ガス、化学剤を検知出来る。ロボットは本体機と中継機の2台で構成されている。中継機を使うことで本体機をより遠隔から操作出来るようになる。

検知型ロボット。手前が本体機、奥が中継機
検知型ロボット。手前が本体機、奥が中継機

2台を組み合わせることで、操作可能領域が広がる
2台を組み合わせることで、操作可能領域が広がる

https://www.youtube.com/watch?v=iOZaFYUzGn0
東京消防庁 検知型ロボットのデモ

フリッパーアームが前面についており、階段などの段差も乗り越えることが可能だ。最大登坂角度は35度。連続稼働時間は約2時間程度。

https://www.youtube.com/watch?v=f7s-PAvmF1E
段差を乗り越える検知型ロボット

・救出ロボット「ロボキュー」

救出ロボット「ロボキュー」
救出ロボット「ロボキュー」

救出ロボット「ロボキュー」は2本の大型アームとベルトコンベヤーで人を救出できるロボットで、やはり遠隔操作で動く。無線で50m、通信用光ファイバーケーブルを使えば100m離れた場所から操作できる。操作には専用の遠隔操作台を用いる。サイズは1,200mm×1,900mm×1,600mm(幅×奥行き×高さ)。重量1,500kg。最高速度は時速4km。クローラは電動モーター駆動式のゴムで、登坂能力は最大28度。バッテリはリチウムイオンバッテリ。

「ロボキュー」は大きな二つのアームが特徴
「ロボキュー」は大きな二つのアームが特徴

「ロボキュー」の遠隔操作台
「ロボキュー」の遠隔操作台

アームでは障害物を除去したり、要救助者を引っ張ったりできる。本体中央のベルトコンベアを使って人を収納でき、中に収納した人には新鮮な空気を供給可能。またカメラを使って容態や表情を観察し、マイクを使って操作員と要救助者が会話できる。

https://www.youtube.com/watch?v=wTMnjUZKOug
東京消防庁 救出ロボット「ロボキュー」のデモ

隊員らによると、このようなロボットを使う機会はあまりないが、日々訓練を続けているという。

デモを行った隊員たち
デモを行った隊員たち

Text by 森山和道

ニュース

ページトップへ