オムロン、人に合わせてラリーを続ける卓球ロボットを公開-CEATEC JAPAN 2014

オムロン株式会社は、10月7日から10月11日の日程で幕張メッセにて開催中の「CEATEC JAPAN 2014」同社ブース内で、人に合わせてラリーを続ける「ラリー継続卓球ロボット」を公開している。中国国内でのイベント向けに製作したロボットで、日本国内での公開は初めて。3Dセンサーで対戦相手の体の動きを、ステレオカメラでボールを3次元位置計測して軌道や速度を予測し、1/1000秒単位でロボットを制御して、人が打ち返しやすいところと速度を考えてボールを打ち返す。「人と機械の融和」、機械が人に合わせることをアピールするためのデモンストレーションだ。


https://www.youtube.com/watch?v=CwF1Z8ylNzw
「CEATEC JAPAN 2014」オムロンブースでの卓球継続ロボット

今回のロボットは一般的にはデルタ型パラレルリンクと呼ばれるタイプのロボットで、産業用では小物の高速ピッキングなどに使われている。オムロンでもこのタイプのロボットを開発・販売しているが、卓球ロボットに使われているロボットは、このデモのために作られたオリジナルだという。

デモで使われているラケットや卓球の球には特別なマーカー等は付けられていない。「オムロン」のロゴ下にある3Dデプスセンサーで人のかたちや、ラケットをどちらに持っているかを見て、ライトの横にあるカメラでボールの動きを見て軌道を予測している。ちなみに、今回のデモは「人と共通の目的をもって協調する」ことをアピールするためのもので、ラリーを継続することを目標として、相手となる人の状況を見て、相手が打ち返しやすいところに打ち返しているが、打ち返しにくいところにボールを打つこともできるという。

なお人が打ち返したボールが、ロボットが絶対に取れないところにいっても、ロボットは反応して腕を伸ばすようにプログラムされている。そのほか苦労話はオムロンのウェブサイトで読むことができる。

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ラリー継続卓球ロボット全景

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人が打ち返しやすいところにボールを返してくれる

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ロボット本体

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OMRONのロゴ下に人を見る3Dセンサ、ライトの下にボールを見るカメラ

Text by 森山和道

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