【製品レビュー】ENERMAXのMini-ITX用ケース「Minimo.Q」の温度計測

外箱

ENERMAX Minimo.Q(ECB1010)

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※情報サイト「ものテク」と相互に同じ記事を投稿する事になりました!過去記事の参照等はこちらからどうぞ!

最近風雨の日が多く、折りたたみ傘が手放せない(酒)です。なお、秋葉原にはビル風が強い場所がありますので、傘が壊れないようにご注意ください。

今回はENERMAXの新ケース「Minimo.Q」をチェックします。

●拡張性エアフローに優れるMiniITX用キューブケース


このMinimo.Qは、ENERMAXの人気ケース「Fulmo.Q」の流れをくむ前面メッシュデザインのMiniITX用キューブケースです。本製品の特徴は、キューブケースとしては奥行きが少し大きいものの、120~240mmラジエーターの簡易水冷キットや、300mmクラス(最大315mm)のVGAが搭載可能という拡張性の高さがポイントです(推奨水冷は120mm)。また、吸気口が多くエアフローに優れており、空冷の場合においても冷却性が優秀とのこと。という訳で、実際にケースの構造や温度をチェックしたいと思います。
※スペックはメーカーの製品ページをどうぞ!

製品写真
製品写真はこちらです。

付属品
付属品です。マジックテープタイプのケーブルバンドが2本あります。

前面
前面パネルです。USBは3.0x2です。逆にUSB2.0が無いので、搭載マザーボードにご注意。

背面
背面です。排気用8cmファンを外せば、2.5インチHDD/SSDの取付けも可能です。

サイドと天板
左側面と天板です、底面や右側面も吸気口があります。天板には120mmファンや、120~240mmのラジエーターが取付可能です。ただし、120mmファンを2つ、もしくは240mmラジエーターを付ける場合は光学ドライブとの排他になります。

サイドと天板外し

前面パネル外し
サイドや天板、前面パネルを外しました。前面の電源取付部分には、標準でSFX電源用ベゼルが付いていますので、ATX電源使用時は外してください。

HDD取付け
赤枠部分には12cmファンや3.5インチHDDを取付可能です。5インチ光学ドライブの下にも2.5/3.5インチドライブが搭載できるので、8cmファン部分も含めると、3カ所に搭載可能です。なお、光学の下に3.5インチHDDを搭載する場合、HDD固定用金具を使うとSATAコネクタは緑向きになります。金具を使わない場合は青向きにしてください。

HDD取付け2
金具を使わずにSATAを青の反対方向にすると、HDDがこの部分を塞いでしまい、前面パネルが閉まらなくなります。

電源干渉
電源は奥行き140mmまで対応ですが、マザーボードの形状次第でこの付近がまとめにくくなることがあります。簡単に作りたい場合は、より奥行きがコンパクトなSFX電源を推奨します。

i7 4790と比較的大きなVGA(長さ295mm)であるXFX:R9-280X-TDBDを搭載して、温度チェックをしてみました。その他スペックは以下の通りです。

・マザーボード : ASRock H87M-ITX
・メモリ : PC3-12800 4GB x2
・HDD : 3.5インチ 1TB
・光学 : DVDスーパーマルチ
・電源 : ENERMAX TRIATHLOR ECO 650W(奥行140mm、プラグイン)
・OS : Windows 7 Ultimate 64bit

ケーブルまとめ1

ケーブルまとめ2
大型VGA搭載時は、前面パネル用ケーブルをこの下にまとめると良いでしょう。

完成写真
完成写真です。光学ドライブなどを外して中を見やすくしたデモ機をパーツ館に設置してありますので、興味がある方はぜひご覧ください。

では計測を開始します。チェック内容は以下の通りです。


・温度(CPU:A-Tuning、VGA:GPU-Zで計測)
アイドル : OS起動後、3分ほど放置した状態の数値
CPU負荷 : Prime95を実行し、約10分後の数値
FF負荷 : ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編:最高品質、1920x1080、ウインドウの設定でループさせ、約10分後の数値


  CPU温度(ファン回転数) VGA温度 備考
アイドル 39℃(1670) 36℃
CPU負荷 97℃(3040) 39℃ 動作クロックが3.8GHz→3.7GHzにダウン
FF負荷 66℃(2280) 65℃

●i7 4790+リテールクーラーでも十分な冷却性能を発揮


CPU最大負荷時はさすがに90℃台、そして動作クロックが3.7GHz(通常4コア負荷時は3.8GHz)になりましたが、リテールクーラーの場合、タワーでも倍率が下がることがありますので、Mini-ITXという事を考えると良好な結果と言えそうです。なお、120mmラジエーターの簡易水冷キット「MAELSTROM 120」を
取り付けた時は、CPU負荷時でも74℃でした。もちろん動作クロックも問題ありません(背面ファンを外す必要あり)。そして3Dベンチマークのループ時は、CPU・VGA共に70℃未満で収まっています。

このMinimo.Qは、i7(リテールクーラー) + 300mm近いVGAという構成でも十分に冷える事が実証されました。CPU上部にHDDを搭載しなければ、高さ150mm以上のCPUクーラーも搭載可能ですので、より温度を抑える事もできます。そして、i5と補助電源無し~6ピンx1クラスのVGAといった構成なら、温度面でも余裕を持って使えるでしょう。電源の長さや排気、そしてケーブルのまとめ方に注意が必要ですが、HDD/SSDドライブも複数搭載可能ですので、Mini-ITXで3Dゲームも可能なメインPCを作りたい方に最適なケースとなるのではないでしょうか。


■今回紹介した製品
ENERMAX Minimo.Q(EC1010)
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