「第1回ウェアラブルEXPO」レポート(1)~頭と手首以外に身につける製品も

2015年1月14日から16日にかけて、第1回ウェアラブルEXPOが開催された。2014年より活発化したウェアラブルデバイスに対応したもので、一般公開はなく業務用前提の展示会となっている。上記したように第1回であり、スタートしたばかりのウェラブルデバイス向けの技術や実機の展示といったものだったが、まずは業務用から展開していくメーカーの製品が多く展示されていた。

ウェアラブルデバイスは、現状、大きくわけてアイウェア(もしくはヘッドマウントディスプレイ)、リストバンドの2つとなっており、追従する形でシャツにセンサニングデバイスを取り入れたものがいくつか発表されている状態だ。とりわけ、リストバンド型ばかりに注目が集まる状態だが、ウェアラブルEXPOでは首からぶら下げられるものやおむつに内蔵するためのセンサーなども展示されており、身につけるものにセンサーを入れて、異なるデバイスで管理・確認するといった方向性が強くあった。

さらに踏み込んでみると、多機能なものはアイウェア(もしくはヘッドマウントディスプレイ)とリストバンド。機能を絞ったものは衣類に内蔵といった具合だ。ともあれ、これからの市場であるため、いずれも手探り状態であったのは確かだが、スマホ登場初期のような雰囲気もあり、動向を見ているだけでも楽しい読者も多いのではないだろうか。

まず多く展示されていたものはアイウェアやヘッドマウントタイプのもので、カジュアルに身につけるというよりは、作業の補助やスポーツのサポートを前提としたものばかりだった。いずれも視界の片隅からディスプレイが見えるというもので、ブラザー「AiRScouter2」、美貴本「Recon JET」に注目が集まっていた。

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ブラザー「AiRScouter2」。業務用前提となっており、やや大型。とくにマウント用のリングが巨大に感じてしまうが、装着してみるとそれほど気にならない。ヘルメット上からでも装備できるのも特長

ディスプレイは1,280×720ドット。輝度も高く、日中でも視認性はよさそうだった
ディスプレイは1,280×720ドット。輝度も高く、日中でも視認性はよさそうだった

美貴本「Recon JET」。スタンドアロンのアイウェアタイプ。モニターは下部にあり、視線を落とすと瞳を認識して、心拍数や速度などの情報が表示される。もっぱらスポーツに特化したものとなっている
美貴本「Recon JET」。スタンドアロンのアイウェアタイプ。モニターは下部にあり、視線を落とすと瞳を認識して、心拍数や速度などの情報が表示される。もっぱらスポーツに特化したものとなっている

変わり種としては、tobiiのアイトラッカー。アイウェア型が展示されていた。また取材時、ソニーのイメージセンサー開発者が「うちのセンサーを載せるだけで性能がアップします」と口説いているシーンも
変わり種としては、tobiiのアイトラッカー。アイウェア型が展示されていた。また取材時、ソニーのイメージセンサー開発者が「うちのセンサーを載せるだけで性能がアップします」と口説いているシーンも

写真のように見ている場所が表示される。マーケティングやデザイン方面を狙ったモノだが、視線入力も実行できるため、ゲーム用に登場するかもしれない
写真のように見ている場所が表示される。マーケティングやデザイン方面を狙ったモノだが、視線入力も実行できるため、ゲーム用に登場するかもしれない

頭部以外に身につけるものでは、リストバンド型がもっともイメージされやすいが、それに加えてオプションでアクセサリーのように身につけられる参考出展品や製品もあった。とりわけ注目されていたものが、BIGLOBEが参考出展していたInternet Connected Device。1.6インチタッチパネルを搭載するもので、フルに操作できるAndroid 4.2がインストールされた状態で展示されていた。リストバンド型のマウンターのほか、アクセサリーとしてセットできるマウントも。実際に販売されるかは不明とのことだが、機能を削減したホームアプリに変更してユーザーが表示したい情報のみといった路線を考えているそうだ。

Internet Connected Device。3Gデータ通信にも対応する。4Gではないのは部材が収まらないサイズであることと、消費電力的な理由からだそうだ
Internet Connected Device。3Gデータ通信にも対応する。4Gではないのは部材が収まらないサイズであることと、消費電力的な理由からだそうだ

極小のホーム画面となるが、それなりに操作は可能だった
極小のホーム画面となるが、それなりに操作は可能だった

アクセサリー的に運用できるオプションも展示されていた
アクセサリー的に運用できるオプションも展示されていた

Welcat WIT-220-N。バーコードリーダーを小型化し、リストバンド型にしたもの
Welcat WIT-220-N。バーコードリーダーを小型化し、リストバンド型にしたもの

手前が旧モデル。手に持つ必要がないため、荷物を運びながらといったシーンを想定しているそうだ
手前が旧モデル。手に持つ必要がないため、荷物を運びながらといったシーンを想定しているそうだ

日本信号が参考出展していた次世代スマートセキュリティ。カードタイプの製品で、センサニング強度を上げることで、タッチすることなく、ドアの開閉やプリンターの起動などを近づくだけで実現するというもの。デモでは70cm〜1mの距離から有効化するところを確認できた
日本信号が参考出展していた次世代スマートセキュリティ。カードタイプの製品で、センサニング強度を上げることで、タッチすることなく、ドアの開閉やプリンターの起動などを近づくだけで実現するというもの。デモでは70cm〜1mの距離から有効化するところを確認できた

G-Wearables「goccia」。100円硬貨よりも小さい運動量・睡眠量トラッカーで、約3g。最大10日間のバッテリ駆動に対応する意欲的なもの。すでに中国では発売されており、国内展開も予定しているという
G-Wearables「goccia」。100円硬貨よりも小さい運動量・睡眠量トラッカーで、約3g。最大10日間のバッテリ駆動に対応する意欲的なもの。すでに中国では発売されており、国内展開も予定しているという

平置きすると時間が表示されるため、時計型リストバンドも用意されていたが、バッジのように衣類に取り付けてもいいそうだ。今回見てきたなかではもっともコンパクトで、邪魔にならないものが欲しいのであれば、国内展開を待ってもいいだろう
平置きすると時間が表示されるため、時計型リストバンドも用意されていたが、バッジのように衣類に取り付けてもいいそうだ。今回見てきたなかではもっともコンパクトで、邪魔にならないものが欲しいのであれば、国内展開を待ってもいいだろう

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