あいまいみーまいん、はじめての自作PC組み立て編(もちろん、予備知識ゼロ) Text by 林 佑樹

無事にドスパラパーツ館でのお買い物に成功した声優ユニット「あいまいみーまいん」。予算10万で一式を揃えたので、次はもちろん組み立てである。前回のロケから1週間ほどの間があり、ちょっとは予備知識を備えてくるか……と思っていたが、4人揃って「ググってみたけど、わかんなかった!」とのことだった。途中でも触れるが、意外とピンポイントの情報がないのが自作PC界隈であり、また初心者向けは意外と初心者向けでもないのは事実。といっても、昔ほど複雑ではなくなっているので、まずは必要なパーツを並べるところからスタートだ。

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まずはパッケージを開封して、机に並べるところから。慣れてくるとその都度開封するのだが、最初はちゃんと並べたほうが正解である

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ケースはふたりで開封。デカイし

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自然と2組に別れていた件

 

今回はドスパラの店員さんに相談することはできないので、カンタンなレクチャーを行なった。といっても最小限なので以下の通りである。

・購入したパーツすべてをケースに押し込んだら完成
・マザーボードとパーツの端子形状は決まっているので、それに合わせて差し込んでいけばOK
・説明書とGoogle先生に頼ってもOK

以上のレクチャーっぽいことをして組み立て開始だ。ただ、CPUのマウント時は事故率は減ったとはいえ、マザーボード側のピンが曲がると終了だとか、切り欠けを無視してメモリを挿し込もうとして終了など、多くの自作PCユーザーが通過した道をキレイに通過する可能性もある。そうすると記事が成立しないため、危ないときは声をかけることにした。まぁ収録地が秋葉原なので、またドスパラに走ればOKではあるのだが。

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とても簡素なレクチャーの様子

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ゲーム用のPCがほしいらしい摩天楼由香さんは早速検索開始。残る3人はマザーボードのパッケージを開けたりと分担作戦に

また、固まっていらっしゃる件について
また、固まっていらっしゃる件について

そして重大なことに気がつく。そう、ピンポイントで調べてもわからないのが自作PCである。このときはPCを組む順番を調べていたが、当然ながら今回と同じ構成であることはまずない
そして重大なことに気がつく。そう、ピンポイントで調べてもわからないのが自作PCである。このときはPCを組む順番を調べていたが、当然ながら今回と同じ構成であることはまずない


検索結果で見た写真から、マザーボードを設置することが判明したのでセット開始。このあたり、ほとんど情報ないというか「当たり前の扱い」なので、ノーヒントで突っ込むと大変である。もちろん、ケースにもマザーボードのマニュアルにもそんなことは解説はない
検索結果で見た写真から、マザーボードを設置することが判明したのでセット開始。このあたり、ほとんど情報ないというか「当たり前の扱い」なので、ノーヒントで突っ込むと大変である。もちろん、ケースにもマザーボードのマニュアルにもそんなことは解説はない

マザーボードの仮置き完了。「おー」と歓声が上がるがマザーボードのパッケージからバックプレートを発見して、その存在に疑問を持つ4人
マザーボードの仮置き完了。「おー」と歓声が上がるがマザーボードのパッケージからバックプレートを発見して、その存在に疑問を持つ4人



微妙に苦戦しながらもバックパネルの取付が終わった。なお筆者はすっかりバックパネルを取り付けない派である。めんどいから

マザーボードのネジ止め。学校で習った「対角線止め」を律儀に行なっていた
マザーボードのネジ止め。学校で習った「対角線止め」を律儀に行なっていた


すっかり組み上がったかのような記念撮影。ここまでで40分ほどかかっている件について

以降はCPUやGPU、メモリなどの取り付けになるが、ここも4人の判断に任せた。実際のところ順番らしい順番はなく、ケースのサイズや使用するCPUクーラーによって、ある程度決まるくらいだ。例によって検索した結果、「パーツの犬」でヒントを見つけてCPUから取り付けを開始したが「何言ってるかわからないんだけど?」というわけで、前提条件をはしょっているため、4人にはわからないといった結果に。けっきょく、サイトの写真とCPUのパッケージに入っているマニュアルっぽいものを参考に挑むことになった。ちなみにIntel系CPU側にはピンはなく、マザーボード側に接点が用意されているため、ピンが曲がってしまうイベントはあまり起きなくなっている。

面積あたりの価格No.1のパーツ。とりあえず、取り扱いを間違うとPCは起動しないと伝えてみたなど
面積あたりの価格No.1のパーツ。とりあえず、取り扱いを間違うとPCは起動しないと伝えてみたなど

スマホとマニュアルを参考にしながら取り付け方法を探る図。あいまいみーまいんによると、サイトもマニュアルもわかりにくいとのこと
スマホとマニュアルを参考にしながら取り付け方法を探る図。あいまいみーまいんによると、サイトもマニュアルもわかりにくいとのこと

ようやくソケットカバーをオープンしたところ
ようやくソケットカバーをオープンしたところ

いざCPUを載せるとなったところで向きがわからない。これも目印は記載されているのだが、初見でわかるかといったらNoだ
いざCPUを載せるとなったところで向きがわからない。これも目印は記載されているのだが、初見でわかるかといったらNoだ



ようやく▲に気がついてセットが完了。写真では数枚で済ませているが、調べている時間は20分以上だったような
ようやく▲に気がついてセットが完了。写真では数枚で済ませているが、調べている時間は20分以上だったような

「次はメモリらしいよー」と検索した結果から、メモリの取り付けに決まる
「次はメモリらしいよー」と検索した結果から、メモリの取り付けに決まる



ナチュラルに端子部を触っていたので持ち方をレクチャーした。静電気による事故は冬場で起きる可能性はあるものの、昔ほど高くはなくなっている。ただ端子部を触れると、脂などでエラーや腐食の起きる可能性がアップしてしまう。これは他のパーツでも同じことだ
ナチュラルに端子部を触っていたので持ち方をレクチャーした。静電気による事故は冬場で起きる可能性はあるものの、昔ほど高くはなくなっている。ただ端子部を触れると、脂などでエラーや腐食の起きる可能性がアップしてしまう。これは他のパーツでも同じことだ

メモリとメモリスロットにある切り欠けで向きを合わせたら、垂直方向にグッと押し込む。左右のフックがしっかりと上を向いたらOK。またマザーボードによっては、フックが片側のみのものもあるが、上記と同じだ。少しマザーボードが曲がって怖いがグッと押し込もう。なお筆者みたく、ふんぬーと押し込むとマザーボードが割れるので男児は気をつけよう
メモリとメモリスロットにある切り欠けで向きを合わせたら、垂直方向にグッと押し込む。左右のフックがしっかりと上を向いたらOK。またマザーボードによっては、フックが片側のみのものもあるが、上記と同じだ。少しマザーボードが曲がって怖いがグッと押し込もう。なお筆者みたく、ふんぬーと押し込むとマザーボードが割れるので男児は気をつけよう



次は電源の取り付けに入った。これは何気に情報がなく、どこに付けるのかを探す時間が長かった
次は電源の取り付けに入った。これは何気に情報がなく、どこに付けるのかを探す時間が長かった

例によって検索してヒットしたサイトの画像と照らし合わせながらの作業。ひと昔前は雑誌やムックがヒントだったが、すっかりスマホでやる時代だ。(検索できるぶん、予期せぬトラブルにも対応しやすくなったので楽である)
例によって検索してヒットしたサイトの画像と照らし合わせながらの作業。ひと昔前は雑誌やムックがヒントだったが、すっかりスマホでやる時代だ。(検索できるぶん、予期せぬトラブルにも対応しやすくなったので楽である)



電源から伸びる各種電源ケーブルをマザーボードに接続するのだが、これもマザーボードには24PINはこれといったページはあるものの、電源には何もなく、「向きがわかんない!」といった感想が漏れていた
電源から伸びる各種電源ケーブルをマザーボードに接続するのだが、これもマザーボードには24PINはこれといったページはあるものの、電源には何もなく、「向きがわかんない!」といった感想が漏れていた

そして電源の固定。ドライバーワークはすっかり慣れた模様。尖端がマグネットになっているものがオススメ
そして電源の固定。ドライバーワークはすっかり慣れた模様。尖端がマグネットになっているものがオススメ


目に入ったCPUクーラーを取り付けることに
目に入ったCPUクーラーを取り付けることに

Intelのリテールクーラーや一部CPUクーラーの場合、プッシュピン方式になっている。取り付けが終わったら、CPUクーラーを引っぱってみて外れなければOKだが、マニュアルがわかりにくくリトライが続いた
Intelのリテールクーラーや一部CPUクーラーの場合、プッシュピン方式になっている。取り付けが終わったら、CPUクーラーを引っぱってみて外れなければOKだが、マニュアルがわかりにくくリトライが続いた

みんなでプッシュピンを押している図。助け船を出そうかとおもったが、筆者はAMD教を拗らせており、仕事以外でプッシュピンをどうこうした回数は数回なので黙っていたなど
みんなでプッシュピンを押している図。助け船を出そうかとおもったが、筆者はAMD教を拗らせており、仕事以外でプッシュピンをどうこうした回数は数回なので黙っていたなど



HDDの取り付け。FractalDesign FD-CA-DEF-R4-WHは着脱が容易なマウントを備えているので、写真のように入れるのは間違いだったりする。これもマニュアルが存在しないため、生じた絵だが
HDDの取り付け。FractalDesign FD-CA-DEF-R4-WHは着脱が容易なマウントを備えているので、写真のように入れるのは間違いだったりする。これもマニュアルが存在しないため、生じた絵だが

写真のようにマウントを取り出してHDDを取り付けるのが正解
写真のようにマウントを取り出してHDDを取り付けるのが正解



ネジは4カ所
ネジは4カ所

SATA電源とSATAケーブルを取り付ける。ストレージに取り付けるケーブルにも向きがあり、L字で上下左右がわかるようになっている。取り付け前に確認しよう
SATA電源とSATAケーブルを取り付ける。ストレージに取り付けるケーブルにも向きがあり、L字で上下左右がわかるようになっている。取り付け前に確認しよう



ストレージに取り付けるケーブルにも向きがあり、L字で上下左右がわかるようになっている。取り付け前に確認しよう
ストレージに取り付けるケーブルにも向きがあり、L字で上下左右がわかるようになっている。取り付け前に確認しよう

光学ドライブを取り付けているところ。FractalDesign FD-CA-DEF-R4-WHの場合は反対側からもネジ止めする必要があるため、左右のパネルを外す必要がある。また写真からもわかるように背面側のケーブルマネージメントがやりやすいケースだ
光学ドライブを取り付けているところ。FractalDesign FD-CA-DEF-R4-WHの場合は反対側からもネジ止めする必要があるため、左右のパネルを外す必要がある。また写真からもわかるように背面側のケーブルマネージメントがやりやすいケースだ



光学ドライブを取り付けて、さらにSSDも取り付ける。SSDは低発熱で内部に回転するものがないので、極端にいえばケース内部の都合のいいところにテープで止めておいてもいい
光学ドライブを取り付けて、さらにSSDも取り付ける。SSDは低発熱で内部に回転するものがないので、極端にいえばケース内部の都合のいいところにテープで止めておいてもいい


さて。前回の購入パーツ一覧を見て、自作PC歴の長い読者であれば気がついていたと思うが、実はSATAケーブルが1本足りない状態だった。購入したマザーボードに同梱されているSATAケーブルは2本。今回は光学ドライブ×1、SSD×1、HDD×1を接続するので、足りないのだ。ドスパラパーツ館のコンシェルジュも筆者も編集長も気がついていたが「買いに走らせるのおもしろくね?」と意見の一致があり、黙っていたのであった。また自作PCをするときは、だいたい何かしらのパーツが足りないイベントがあるので、購入時にはちゃんと確認しておこう。とくにケーブル類は足りないとあとで気がつくことが多いので、マザーボードを選んだら、店員さんに同梱されているSATAケーブルなどの本数を確認しておこう。

SATAケーブルを持っていき「これと同じのください!」でクリアしてきた4人。初心者向け情報不足で戸惑う部分は多かったのだが、トラブルらしいトラブルはこれだけだった
SATAケーブルを持っていき「これと同じのください!」でクリアしてきた4人。初心者向け情報不足で戸惑う部分は多かったのだが、トラブルらしいトラブルはこれだけだった

グラフィックボードの取付。ここではうまく挿し込めないイベントが。PCI Express x16レーン末端にあるフックが原因だった。この部分はマザーボードメーカーによりデザインが異なり、取り外すときだけフックを動かすものもあれば、着脱時にフックを動かす必要のあるものもある。ASRock H81M-HG4の場合は後者
グラフィックボードの取付。ここではうまく挿し込めないイベントが。PCI Express x16レーン末端にあるフックが原因だった。この部分はマザーボードメーカーによりデザインが異なり、取り外すときだけフックを動かすものもあれば、着脱時にフックを動かす必要のあるものもある。ASRock H81M-HG4の場合は後者



最後は電源ボタンやUSBなどのケーブルをマザーボードに接続する、とても面倒な作業。電源やリセット、HDDランプなどの並び順はマザーボードのマニュアルに図が載っているので、それをヒントに接続していく。ケース側ケーブルのプラスマイナスが初心者にわかりにくいのは、10年以上続いているような気がするのだが
最後は電源ボタンやUSBなどのケーブルをマザーボードに接続する、とても面倒な作業。電源やリセット、HDDランプなどの並び順はマザーボードのマニュアルに図が載っているので、それをヒントに接続していく。ケース側ケーブルのプラスマイナスが初心者にわかりにくいのは、10年以上続いているような気がするのだが

ティスプレイをつなげてみることに
ティスプレイをつなげてみることに



ひと通りパーツのセットが終わったので通電テストをしてもらったところ、1発で起動。ここでうまく起動しない場合はなにかしらのパーツの取り付けが甘いだとか、電源が接続されていないなどの可能性があるので1から見直すことになる
ひと通りパーツのセットが終わったので通電テストをしてもらったところ、1発で起動。ここでうまく起動しない場合はなにかしらのパーツの取り付けが甘いだとか、電源が接続されていないなどの可能性があるので1から見直すことになる

起動することがわかったのでケーブルマネージメント。今回の構成であれば、それほどシビアになる必要はないが、まとめられるケーブルはこの時点でまとめておくと、あとあとの拡張時のストレスが減る
起動することがわかったのでケーブルマネージメント。今回の構成であれば、それほどシビアになる必要はないが、まとめられるケーブルはこの時点でまとめておくと、あとあとの拡張時のストレスが減る



邪魔にならないようにケーブルをまとめたところ。ファンにケーブルが噛まないかは指さし確認したほうがいい
邪魔にならないようにケーブルをまとめたところ。ファンにケーブルが噛まないかは指さし確認したほうがいい

両側のパネルを閉じたら完成
両側のパネルを閉じたら完成


約2時間50分で組み立て完了! お疲れ様でした!!
約2時間50分で組み立て完了! お疲れ様でした!!

というわけで、予備知識ナシでパーツを選び、組み上げて貰ったわけだが、ゲーム用にPCを自作したいのであれば、おおよそ今回のようなイベントが起きるものと思われる。横断的なマニュアルは存在しないので、ウェブサイトをあらかじめブックマークしておくか、自作PC向けのムックを買っておくなどしておくと、ヒントを得られるだろう。上記しているが、プラモデルに近い部分もあり、形の合うソケットを探していけばノーヒントでもなんとかなる。このあたりはだいぶカンタンになったところであり、またムリな接続による端子破損も少ない。

ポイントとしては大きいケースを選ぶことだ。置き場所の問題はあるのだが、初回の自作で小さいケースを選ぶとテクニカル過ぎて詰むことがあるし、選んだパーツが入らないこともあるほか、エアフローの確保が難しく温度が高くなりがちなど上級者向けの側面もある。大きなケースの作業のしやすさは、掲載してきた写真でわかるはずだ。

さて組み上がったら自作PCは終わりではない。実際に運用してようやくスタートラインだ。またFractalDesign FD-CA-DEF-R4-WHは真っ白なケースであり、落書きなどもしやすく、あいまいみーまいんがとても落書きをしたそうな顔をしていたので、そのあたりをお届けできるだろう。

ものラボ

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