解像度は8K! PimaxのVRゴーグルがKickstarterに登場

 2017年9月20日、Pimaxはクラウドファンディングサービスの「Kickstarter」にVRゴーグルの新モデルを投稿し、資金集めを開始した。

・Pimax: The World's First 8K VR Headset
https://www.kickstarter.com/projects/pimax8kvr/pimax-the-worlds-first-8k-vr-headset/

 Pimaxは2016年4月に4K解像度のVRゴーグルを発売して注目されたメーカーだ。その後8K解像度のVRゴーグルを開発しており、度々イベントなどで試作品を披露していた。製品化の目処がついたことで、最終調整のためのフィードバックを得るためにKickstarterを利用したようだ。注目度は高く、21日時点で目標金額の3倍以上を集めている。

 製品は3種類ある。8K解像度(3840×2160ドット×2枚)で入力は4Kの「Pimax 8K」と入力も8Kの「Pimax 8K X」、5K解像度(2560×1440ドット×2枚)の「Pimax 5K」だ。3製品の違いは解像度のみで、基本仕様は共通。視野角は200度。HTCの「VIVE」やOculusの「Rift」は110度なので、2倍近く広い。リフレッシュレートは90Hzで、こちらは同じだ。

 解像度が高くなると、当然描画負荷も高くなる。フレームレートが落ち込めばその分体験レベルは落ちてしまう。そこで、Pimaxは「Brainwarp」という機能を搭載した。これはOculusの「Asynchronous TimeWarp」と似た技術で、フレームレートが90fpsに達しない時に90Hz相当に引き上げる。また、片目ずつ画面を更新することで擬似的に2倍の180Hzのリフレッシュレートが得られるという機能もある。これはVRゴーグル側で行う処理で、ソフトの対応などは不要なようだ。

 動作環境はCPUにCore i5、グラフィックスボードにGeForce GTX 980/1070と、画面が高解像度な分ハードルは高め。さらにPimax 8K XはGeForce GTX 1080 Ti、場合によってはそのSLIが必要になるとしている。

 追加モジュールで機能を追加できる点はユニークだ。ハンドトラッキングやアイトラッキング、無線化キット、頭部を冷やすファンなどが計画されている。

 位置トラッキングはVIVEと同じ「SteamVR Tracking」が利用できる。独自方式も用意しており、VRゴーグルとベースステーションがセットになっている支援プランもある。追加モジュールで「inside-out」方式にも対応するとしている。

 製品が3種類あるため、支援プランの数も多い。VRゴーグル単体をもらえるプランはPimax 5Kが399米ドル以上、Pimax 8Kが499米ドル以上、Pimax 8K Xが699米ドル以上となっている。それぞれ300米ドルを追加すると、独自方式のベースステーションとコントローラーを2個ずつ追加するセットプランを選べる。数量限定で割安になるプランもあるが、21日時点でPimax 8KとPimax 8K X、およびそれぞれのセットプランは規定数に達している。日本への出荷も27米ドルの追加で可能だが、無線機能を使う場合の技適に関しては記載がないので注意が必要だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

この内容で送信します。よろしいですか?