Wearalityが厚さ2mm以下のフレネルレンズを開発中、VRゴーグルを小型化できるか

 WearalityがVRゴーグル向けの薄型レンズを開発中だ。VRゴーグルのサイズを劇的に小さくできる可能性がある。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・New Fresnel Lens From Wearality is Thinner Than a Quarter
https://www.roadtovr.com/new-fresnel-lens-wearality-thinner-quarter/

 Wearalityは2015年に「Wearality Sky」という折りたたみ可能なポータブルVRゴーグルを開発したメーカーだ。クラウドファンディングサービスの「Kickstarter」で資金集めをし、成功している。現在は薄型のフレネルレンズを開発中だという。筆者のFrank He氏が試作品のレンズを試したところ、期待できそうに見えたという。

 VRゴーグルにとって、レンズは視野角を広げる重要なパーツだ。現在のVRゴーグルのサイズが大きいのは、視野角を確保するのにレンズと画面の間に一定の空間が必要なため。Wearalityの薄型レンズを使うと指1本ほどの空間で十分な視野角が得られるという。レンズ自身が薄いのに加え、画面を近付けられる分小型化できる可能性がある。

 一方で、薄型のレンズで広い視野角を得ようとすると課題もある。レンズを薄くするには同心円状に溝を作るフレネルレンズを採用する場合が多い。フレネルレンズでは、光の筋が見える「God Ray」や同心円状の光輪が現れるといった特有の現象が起こる。これらはVIVEやRiftでも起こるが、レンズを薄くするとそれらが強く出てしまう恐れがある。まだ詳細は明かせないものの、同社はこれらを克服する方法を用意しているという。

 WearalityはこのレンズをVRゴーグルのメーカーに販売する予定だ。近い将来、小型化されたVRゴーグルが見られるかもしれない。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

この内容で送信します。よろしいですか?