VRに新たな入力方法、脳波コントロールが「SIGGRAPH 2017」でデモ

 2017年7月30日~8月3日の日程で、CGとインタラクティブ技術に関するイベント「SIGGRAPH 2017」が米ロサンゼルス市で開催中だ。同イベントで、Neurableという企業が脳波コントロールのデモを実施した。海外ニュースサイトの「UploadVR」が報じた。

・SIGGRAPH 2017: Neurable Lets You Control A Virtual World With Your Mind
https://uploadvr.com/siggraph-neurable-lets-control-virtual-world-thought/

・NeurableのWebサイト
http://www.neurable.com/

 Neurableは脳波を利用したインターフェイスを開発している企業だ。SIGGRAPH 2017で、脳波コントロールとVRを組み合わせた「Awakening」というゲームデモを展示した。VRゴーグルはHTCの「VIVE」にアイトラッキングセンサーと脳波センサーを取り付けたものを使用した。

 上記記事によると、プレイヤーはまず目の前に浮かぶボールやブロックなどの物体を見て、指示された物を「掴む」と考える。これを何度か繰り返すことでシステムがプレイヤーの脳波パターンを学習する。学習後は、例えばボールをじっと見ていなくても、「ボールを掴む」と考えればボールを操作できるようになる。記事中の動画では、体験した筆者が正確に操作できていることに驚く様子が見て取れる。

 Awakeningは、前半は閉じ込められた部屋からの脱出、後半は襲ってくるロボットに近くにある物を投げ付けて倒すという内容。手で持つタイプのコントローラーは一切使わず、考えるだけで物を動かしたり投げたりといったことを体験できる仕組みだ。

 このコントローラーは試作段階で、上記記事でも製品化の見通しには触れられていない。しかし筆者は「これほど正確に操作できるとは想像もしなかった」とコメントしており、既にかなり高い精度が実現できているようだ。遠くない将来、何らかの形で触れられる機会が訪れることに期待したい。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

この内容で送信します。よろしいですか?