大学院生の研究チームがARプロジェクターを開発中、机がタッチスクリーンになる

 2017年6月26日~29日にポルトガルのリスボン市で、エンジニア向けカンファレンス「EICS 2017」が開催された。そこでカーネギーメロン大学の大学院生、Robert Xiao氏がリーダーを勤める研究チームが開発中のARプロジェクターを発表した。海外ニュースサイト「VRFocus」が報じた。

・AR On Your Desk With A Lightbulb Socket
https://www.vrfocus.com/2017/07/ar-on-your-desk-with-a-lightbulb-socket/

 この研究プロジェクトは「Desktopography」という名称で、机の上にプロジェクターで投影したオブジェクトを手で操作できるというものだ。例えば、電卓アプリを表示させ、手で入力したり、ドラッグして場所を移したりできる。

 机の上にあるものを認識することが可能で、コーヒカップなど邪魔なものがアプリの上に置かれると、それを避けて空いている場所に移動する。ノートパソコンの横に固定して、パソコンを動かすと付いて動くといったこともできる。

 ユニークな点は、これを電球ソケットに取り付けられるユニットで実現したこと。小型のユニットにプロジェクター、3Dカメラ、制御基板を収めた。これにより、場所をあまり選ばずに利用できる。

 Robert氏による紹介動画がYouTubeで公開されており、動作イメージや現時点でのサイズが確認できる。

 本記事ではVRFocusのニュース記事に倣ってARと呼んでいるが、扱うオブジェクトが3Dモデルではなく平面のアプリという点から、一般的なARのイメージとは少し異なる。どちらかと言うと、マイクロソフトのMixed Realityで利用する平面アプリと近いかもしれない。

 Desktopographyはまだ研究段階であり、製品化のためにはまだ多くの課題が残っているという。活用の幅はアプリ次第ではあるものの、とても興味深い製品だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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