VIVEもRiftも無線化できる4K対応無線キット「DisplayLink XR」が「E3 2017」に登場予定

 2017年6月13日から15日、米ロサンゼルス市で「E3 2017」が開催される。E3はゲーム関連では世界最大規模の見本市だ。本イベントにDisplayLinkが出展し、HTCの「VIVE」やOculusの「Rift」を無線化するキット「DisplayLink XR」を展示する。

 DisplayLinkは今年の1月に家電見本市の「CES 2017」で無線化キットを発表していた。同社のWebサイトによると、今年後半に一般販売を開始する予定だ。海外ニュースサイトの「Tom's Guide」は最新の試作品でのレポートを公開している。

・Exclusive: Hands-on with DisplayLink's New Wireless VR Kit
http://www.tomsguide.com/us/displaylink-wireless-vr-exclusive,news-25269.html

 DisplayLink XRは映像の通信に専用の受信機と送信機を使う。受信機はVRゴーグルに取り付け、送信機はVR用のスペースのどこかに設置する。

 送受信機の間は「WiGig」という無線規格で通信する。通信距離が短い代わりに高速なデータ通信ができる60GHz帯を利用しており、独自の映像圧縮技術と組み合わせることで4K解像度のディスプレイ2枚分の映像を120Hzで転送可能。現行のVIVEやRift(1080×1200ドット、90Hz)はもちろん、高解像度化が期待されている次世代のVRゴーグルにも対応可能だとしている。

 上記記事で紹介している試作品は、これまでにイベントで公開してきたものとは異なり、新しいコントローラーチップを搭載しているという。そのためか、有線の場合と違いが体感できないほどスムーズに動作していたとしている。

 製品価格は確定していないものの、上記記事では「DisplayLinkは249米ドル付近と考えている」としている。もし年内に発売するのであれば、現時点で展示される試作品は製品版にかなり近いものになると思われ、使用感については期待できそうだ。ただ、同社のWebサイトで公開されている初期の試作品より、かなり大きくなってしまったようだ。

・同社Webサイトの写真

・Tom's Guideの記事の写真

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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