【COMPUTEX TAIPEI 2017】Microsoftがサードパーティー製HoloLens互換ゴーグル5製品を展示

 2017年5月30日から6月3日の日程で、台湾の台北市で世界最大級のIT見本市「COMPUTEX TAIPEI 2017」が開催されている。Microsoftは毎年大規模なブースを出展しており、その時々の注目製品を展示している。今年はサードパーティー製のHoloLens互換(Windows Mixed Reality対応)ゴーグル5製品を展示した。残念ながら新しい製品情報はなかったものの、5製品が1カ所にまとめて展示されたのは初めてだ。写真を中心に紹介しよう。

 展示されたのはAcer、ASUSTeK Computer、DELL、HP、LenovoのHoloLens互換ゴーグル。12月に参入を発表していた3Glasses製の製品は展示されていなかった。Acer製とHP製はそれぞれ299米ドル、329米ドルで開発者向けキットが予約開始しており、Lenovo製は公式発表ではないものの399米ドルと言われていたが、他の製品については販売時期、価格ともに未定だ。Acer製のゴーグルは国内でも予約が始まり、申し込みが多過ぎたために一旦中止となったのは記憶に新しい。

 PCとつながっていない展示のため、細かな仕様や使用感については分からない。ただ、見たところゴーグル部を跳ね上げる「フリップアップ」機構は全てのモデルが備えているようだ。今回展示されたゴーグルは全てゴーグル部がシースルーではないタイプなので、フリップアップ機構があるのは大きなメリットになるだろう。

 それでは、順に見ていこう。

・Acer製

 Acer製のゴーグルは前部の青いカラーリングが特徴だ。HoloLens互換ゴーグルは299米ドルからと発表されているため、299米ドルで販売されるAcer製が最も安いモデルとなる。固定方法がラッチ付きのベルトという点もコストダウンのためだろうか。

・ASUSTeK Computer製

 石を切り出したような、ゴツゴツしたデザインが特徴。デザインに隠れてカメラが目立たなくなっているのが面白い。頭に固定するバンドは内周ほぼ全域にクッションを配置している。バンドを伸ばした際にクッションの隙間ができてしまうのは仕方ないだろう。背面のダイヤルは、装着した後にバンドを固定して勝手に広がらないようにする機構と思われる。同様のダイヤルが他のモデルにもある。

・DELL製

 DELL製はシンプルなデザインと真っ白なカラーリングを採用した。バンドのクッションは額と後頭部に当たる部分に集中させている。その分クッションに厚みがあるように見える。

・HP製

 HP製は本体からのびるケーブルが短く、ここから長いケーブルで延長する方式のようだ。端子の形状は見覚えのないもので、おそらくHDMIとUSBの信号をまとめて扱う専用のものと思われる。予約ページにケーブルが2本(60cmと4m)付属すると記載されていたため、交換しやすくしてあるのだろう。背面のダイヤルは大きく、回しやすそうだ。

・Lenovo製

 ASUSTeK Computer製とは反対に、カメラ部を強調してデザインにしている。バンドのクッションは額と後頭部に当たる部分のみ。背面のダイヤルは大きいタイプだ。


 少し気になったのがケーブルの扱いだ。本体から簡単に着脱できるのであればASUSTeK Computer製のようにケーブルのない状態で展示するのではないだろうか。以下の写真でも、ゴーグル側の端子は見えない。ASUSTeK Computer製のゴーグルについても端子は確認できなかったので、単にケーブルのない試作品だった可能性が高い。

 MR(Mixed Reality)はVRよりもゴーグルを装着して動き回るユースケースが多くなると思われ、長いケーブルを使うこともあり断線する恐れはあるだろう。それは仕方ないとして、ケーブルの着脱は簡単であってほしい。製品が一般販売されるまではっきりとしたことは分からないが、もし着脱が困難な仕様が標準的なのであれば、HP製のゴーグルが比較的安心できるということになるだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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