往年の名作「Half-Life 2」にVR対応modが登場予定、「Steam」の「Greenlight」を通過

 2017年5月15日、Valveの運営するオンラインゲーム販売プラットフォーム「Steam」で、同社のFPSゲーム「Half-Life 2」のVR対応modが「Greenlight」を通過した。Half-Life 2は2004年に発売し、世界中で人気を博したゲームだ。往年の名作がVRで遊べるようになり、嬉しい人も多いのではないだろうか。

・Half-Life 2: VR
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=923491647

 VR対応modは無料で配信される。ただし、元のゲーム(「Half Life 2」、「Half Life 2: Episode 1」、「Half Life 2: Episode 2」)をSteamのライブラリに所持している必要がある。VRゴーグルはOculusの「Rift」とHTCの「VIVE」に対応する。

 Greenlightは登録されたゲームをSteamのユーザーが投票で評価するという仕組み。高い評価が得られるとSteamで配信できるようになる。インディーズゲームの販売の場として活用されている仕組みだ(Greenlightは今年中に終了し、後継の「Steam Direct」に移行する予定)。

 Half-Life 2はSteamを運営するValveの開発したタイトルだ。なぜGreenlightを通す必要があったのか不思議に思う人もいるかもしれない。これは、VR対応modがValveの手によるものではないためだ。開発しているのはSource VR Mod Teamというユーザー。Teamと名乗っている通り、複数人によるプロジェクトだ。第三者が制作した改造パッチを公式サービスで配信できるようにするというのは、Valveの度量の大きさが伺える。

 このmodがGreenlightに登録された際、海外ニュースサイトの「Road to VR」がチームにインタビューし、詳細を報じている。

・Remastered ‘Half-Life 2’ Coming to Vive & Rift with VR Controller Support via Revamped Mod
http://www.roadtovr.com/half-life-2-vr-mod-coming-to-oculus-rift-and-htc-vive/

 開発には多くの障害があったという。元のゲームがDirectX 9をベースに作られており、RiftやVIVEはDirectX 10以降にしか対応していないため、まず動かせるようにすることから始めなければならなかった。武器の操作もマウスではなくモーションコントローラーになるため、新しく操作系統を作っている。

 半ば新しいゲームを作っているようなものだが、元のゲームのファンだからこそ手間と時間を注いでいるのだろう。公開時期は「soon(もうすぐ)」となっている。Half-life 2は「The Orange Box」というセット販売で1980円で購入できる。この機会に未プレイの人も触れてみるのもよいのではないだろうか。

・The Orange Box
http://store.steampowered.com/sub/469/

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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