AcerとHPのHoloLens互換ゴーグルの開発者向けキットが一般販売へ、MR対応コントローラーも発表

 2017年5月10日から12日の日程で、Microsoftの開発者向けイベント「Build 2017」が開催中だ。そこで、同社の推進するMR(Mixed Reality)に関する発表があった。海外ニュースサイト「Road to VR」が報じた。

・Acer & HP Windows Mixed Reality Headset Dev Kits Now Available for Pre-order Starting at $300
http://www.roadtovr.com/acer-and-hp-windows-holographic-mixed-reality-vr-dev-kits-now-available-for-purchase-starting-at-300/

 まず注目すべきニュースが、HoloLens互換ゴーグル(Mixed Reality対応ゴーグル)2製品について予約注文の受け付けを開始したことだ。製品はAcer製とHP製で、いずれも開発者向けキットとなる。Acer製のゴーグルは今年の3月に出荷を開始すると発表されていたが、対象は一部の開発者に限られ、詳細は明かされていなかった。

 両キットの注文ページは既に開設されている。価格はAcer製が299米ドル、HP製が329米ドル。2016年10月にMicrosoftは「互換ゴーグルは299ドルから購入可能」と発表しており、それに沿った価格だ。出荷は8月となる。

・Acer Windows Mixed Reality Headset Developer Edition
https://www.microsoftstore.com/store/msusa/en_US/pdp/productID.5106771200

・HP Windows Mixed Reality Headset Developer Edition
https://www.microsoftstore.com/store/msusa/en_US/pdp/productID.5106762300

 両製品は外観こそ異なるものの、スペックはほぼ同じ。ゴーグル部はMicrosoft製ゴーグルの「HoloLens」とは異なり、シースルーではなく液晶ディスプレイだ。解像度1440×1440ドット、2.89型のパネルを2個搭載している。リフレッシュレートは90Hzで、視野角は95度。利用するにはPCと接続する必要があり、HDMIとUSB 3.0が一体になったケーブルで接続する。

 HP製ゴーグルの予約ページでは、ケーブルは着脱可能で60cmと4mのケーブルが付属するとしている。Acer製ゴーグルのページではケーブルの長さは4mとだけ記載されており、ここだけ仕様が異なるようだ。

 Microsoftはもう1点重要な発表をしている。MR用のモーションコントローラーだ。

・Microsoft Reveals Motion Controllers for Mixed Reality Headsets Coming This Holiday
http://www.roadtovr.com/microsoft-reveals-motion-controllers-mixed-reality-headsets-coming-holiday/

 ただし、こちらはあまり情報がない。現時点では、位置トラッキングに対応すること、トラッキングするにはコントローラーがゴーグルの視界に入っている必要がることが明かされている。視界の外にある時もトラッキングできるよう、別のセンサー技術も開発しているという。

 「holiday season」(12月頃から年始にかけての期間)にはHoloLens互換ゴーグルの一般販売が始まる見込みで、Acer製のゴーグルとのバンドルセットが399米ドルで販売される予定だ。差額を計算すると、コントローラーの価格は100ドル。Oculusの「Touch」(1万2800円)に近い価格だ。ただしTouchは一度大幅な値下げが行われており、発売時からこの価格は安いと言えるだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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