「VIVE」の売れ行きは「Rift」の約1.5倍、ただし「PSVR」はさらにその4倍

 VRはハード、ソフトの両面でより充実し、身近になってきている。ただVRゴーグルの種類は多く、コンテンツに互換性がない場合もある。どのVRゴーグル、プラットフォームが売れているのかというのは気になるところだろう。海外ニュースサイトの「VentureBeat」が主要なVRゴーグルの2017年第1四半期における販売台数の予測値を報じた。

・Vive outsells Rift - but mobile and console VR outsell both
https://venturebeat.com/2017/05/09/vive-outsells-rift-but-mobile-and-console-vr-outsell-both/

 予測値を出したのはゲーム業界のマーケティング研究機関の「SuperData Research」。それぞれのVRゴーグルの販売台数は以下の通りだ。

・GearVR(Samsung Electronics):78万2000台
・PlayStation VR(ソニー・インタラクティブエンタテインメント):37万5000台
・Daydream(Google):17万台
・VIVE(HTC):9万5000台
・Rift(Oculus):6万4000台

 「GearVR」が最も売れているのは、1万円前後で購入できるという手軽さからだろう。「PlayStation VR」も、「VIVE」や「Rift」と比べると安く購入できる。単純に安い製品が買いやすく、より売れたと考えることもできる。しかしその差は圧倒的で、手軽に楽しむVRに多くのニーズがあるのは見て取れる。

 PlayStation VRを利用するには据え置きタイプのゲーム機「PlayStation 4」が必要で、プレイする場所を制限されるという意味ではPC向けのVIVEやRiftに近い。しかし予測販売台数はVIVEの4倍弱と非常に多い。

 PC向けのVRゴーグルは推奨環境のスペックが高く、VRゴーグル自体の価格以外にもハードルがある。その点で3万円前後から購入できるPlayStation 4で確実に動作するPlayStation VRの人気が高いのだろう。最も品質の高いVR体験ができるのはPCのプラットフォームだが、買いやすさ、分かりやすさをより重視する人が多いと言えそうだ。

 PC向けのプラットフォームを見ると、VIVEの予測販売台数はRiftのおよそ1.5倍ある。この理由は発売当初からルームスケールに対応しておりトラッキング品質が高い点や、「Tracker」など周辺機器が充実している点があるだろう。ただ、他のプラットフォームと比べると差は大きくないとも言える。

 シェアで見ると、やはり高価なPC向けVRは不利だ。とはいえ、GearVRの圧倒的な予測販売台数に驚いた人も多いのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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