「VIVE」にアイトラッキングを追加するアクセサリーが登場、中国で開発者向けモデルが先行発売

 HTCの「VIVE」に「アイトラッキング」機能を追加するアクセサリーが登場するようだ。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Vive to Get Eye-tracking Add-on with Optional Corrective Lenses
http://www.roadtovr.com/vive-get-eye-tracking-add-optional-corrective-lenses/

 アイトラッキングは、VRゴーグルを装着した人の目の動きを検知する技術、機能だ。視線を使った入力や、特別な操作なしに画面内の1点に焦点を合わせる、といった使い方が期待されている。

 上記記事が紹介しているのは、7invensunという中国のメーカー。HTCの開発支援プログラム「VIVE X」に登録している企業だ。製品名は「aGlass」。VIVEのゴーグル内に取り付けるアクセサリーだ。内蔵した赤外線LEDと小型カメラで眼球の動きを検知する。開発者向けのキットを4月に中国国内で販売開始しており、米国でも第3四半期に発売する予定だという。キットの価格は220米ドル前後で、一般販売時の価格は非公開。

 記事においては、アイトラッキングを使って画面解像度を動的に変更する「foveated rendering」に注目している。視線の向いているエリアは高解像度で描画し、そこから離れるに従って解像度を落とすことで、体験の質を落とさずにグラフィックスボードの描画負荷を低減する機能だ。

 現在のVIVEではユーザーが画面内のどこを見ているか分からないため、全域を最大の解像度で描画している。VRゴーグルは今後さらに高解像度化することも見込まれているため、グラフィックスボードの負荷を減らし、高いフレームレートを維持できるようにする技術は必要になると思われる。アイトラッキングは入力方法としてだけでなく、VRゴーグル自身の高性能化を支える技術としても期待されているということだ。

 もちろんこれはソフト側の対応も必要になる。現時点ではfoveated renderingはNVIDIAのGeForceシリーズでのみ動作し、AMDのRadeonシリーズへの対応は進めているところだという。

 パソコンへの負荷低減もさることながら、視線での入力は気になる人も多いのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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