360度カメラの「Insta360」にレンズ6個搭載の上位モデル「Insta360 Pro」が登場

 2017年4月21日、ハコスコはShenzhen Arashi Visionのプロ向け360度カメラ「Insta360 Pro」の予約受け付けを開始した。8K(7680×3840ドット)と高い解像度で写真、動画の撮影が可能だ。発送は5月下旬の予定で、価格は45万円(税込)。

・Insta360 Proの製品ページ
https://hacosco.com/insta360-pro/

 Insta360 Proは6個のカメラを内蔵した360度カメラ。写真、動画の撮影に対応し、共に8K解像度で撮影可能。写真はRawデータでの記録にも対応する。動画は4K(3840×1920ドット)の30fpsならリアルタイムステッチで記録可能で、後から専用ソフトで変換する必要がない。8Kの30fpsでは後から変換処理が必要になる。

 4K解像度までとなるものの、動画のライブストリーミングも可能だ。ライブストリーミングでは「キューブマッププロジェクション」とH.265コーデックを組み合わせると通信に必要な帯域を60%削減できるという。

 キューブマッププロジェクションは上下、左右、前後の6面分の平面映像を利用する方式。再生時にこれらを立方体の形に組み立て、合成して360度動画にする。初めから360度動画として記録するよりデータ量を削減できる。

 写真、動画共に3D表示に対応した形式でも撮影できる。その場合の最大解像度は写真が7680×7680ドット、動画が6400×6400ドットとなる。

 本製品の外形寸法は直径143mm(突起、台座除く)。重量は1.228kg。内蔵ストレージはなく、SDカードかUSB 3.0で接続した外部機器へ記録する。外部端子はHDMI Micro 2.0、有線LAN(RJ45)、USB Type-C、電源端子。5000mA/hのバッテリを内蔵し、75分間の連続撮影が可能。バッテリは着脱可能だ。操作用ソフトはPC、Mac、iPad用が提供される。

 これまで同社はコンシューマー向けの比較的安価な製品を販売しており、機能の多さよりも使いやすさを優先している印象だった。今回はプロ向けということでかなり豪華な仕様になっている。

 同じ球形の既存モデル「Insta360 Air」の直径38mm、重量26.5gと比べると、直径は10cm以上大きく、重量は1kg以上重い。45万円という価格も相まって、一般的な個人ユーザーが気軽に利用できるものではない。

 しかしプロ向けの360度カメラとしては安く、ハイエンド志向の個人ユーザーでも手の届く範囲の価格だ。このように低価格化が進めば、報道でも360度写真、動画を目にする機会が増えて行くかもしれない。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

この内容で送信します。よろしいですか?