LenovoのHoloLens互換ゴーグルが8月に登場か

 マイクロソフトのMR(Mixed Reality)対応ゴーグル、「HoloLens」。現在は開発者向けのキットのみが販売されている状況だ。

 2016年11月にはコンシューマー向けの互換ゴーグルがサードパーティーから登場することが明かされていたが、まだどのメーカーも具体的な発売計画は明らかにしていない。今回、LenovoのMike Abary副社長が海外ニュースサイト「Twice」のインタビューに答える形で、発売時期に初めて言及した。

・Lenovo’s Abary Talks Gaming’s Future
http://www.twice.com/lenovo-s-abary-talks-gaming-s-future/64792

 Mike氏は北米のコンシューマー事業を担当する副社長だ。販路の拡大と先進的な製品の発売を通して好調な業績を作り出した。コンシューマー向けのPCではゲーミングPCに力を入れており、「Legion」という新しいブランドを作った。ゲーミングPCは高い性能が必要で、VRの流行もあって高価なモデルが売れるためだ。

 その一貫で、PC以外で手がけているのがHoloLens互換ゴーグルだ。記事によると「Back-to-school」に間に合うように発売する予定だという。Back-to-schoolは米国でよく使われるフレーズで、時期を表す場合は夏休み明けの9月を指す。米国の学校は夏休み明けに学年が上がるため、それに合わせて商店のセールが行われる習慣がある。Back-to-schoolに間に合わせるということは、8月中に発売すると予想される。価格はOculusの「Rift」より安いとしている。製品名はまだ発表されていない。

 同社のMRのゴーグルは、2017年1月に開催された「CES 2017」で試作品が展示されていた。以下の記事で「The Verge」が紹介している。冒頭の写真はこちらの記事からの引用。

・This is Lenovo’s Windows Holographic VR headset
http://www.theverge.com/ces/2017/1/2/14150054/lenovo-vr-headset-windows-holographic

 HoloLens互換ゴーグルは各メーカーで仕様の異なる製品が登場する。また、マイクロソフトの販売している開発者向けのゴーグルはハイエンドの仕様で、299米ドルから購入できる低価格モデルも販売されると言われている。

 マイクロソフトのHoloLensはPCなしで独立して動作し、ゴーグル前面が透明なパネルなので現実世界がそのまま見える。一方で低価格の互換ゴーグルはPCと接続して使用し、VRゴーグルと同様にゴーグル前面にはディスプレイパネルを内蔵する。現実世界は前面のカメラを通して映像として見る形になる。使用感はマイクロソフト製のゴーグルとはかなり違うはずだ。

 記事によると、LenovoのHoloLens互換ゴーグルは1440×1440ドットの有機ELパネルを2枚内蔵しており、PCと接続して使用する。上記記事は1月に執筆されたもので時間は経っているものの、価格は300~400米ドルと報じている。

 もちろんこれらの情報は日本国内での発売時期や価格を伝えるものではない。しかしあと4カ月ほどで発売する可能性があるということは、製品開発は既に完了に近い状態まで来ていると想像できる。いつ頃、どのくらいの価格で登場するのか、とても楽しみだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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